日本時間2月8日午前2時頃から、ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)によるエキシビションマッチ「The Match in Africa」が南アフリカ共和国・ケープタウ…

日本時間2月8日午前2時頃から、ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)によるエキシビションマッチ「The Match in Africa」が南アフリカ共和国・ケープタウンで開催される。二人は過去にも世界各国でエキシビションマッチを繰り広げたが、その中でも2007年には異色な試合が行われた。それは「Battle of the Surfaces」と呼ばれる、半面がクレー、半面が芝という前代未聞のコートでの試合だ。

それは2007年5月に、ナダルの故郷のスペイン・マヨルカ島で開催された。当時フェデラーは25歳で世界1位、ナダルは20歳で世界2位とすでにテニス界のトップを担っていた。さらに驚くべきは、米テニスメディアのBaselineによると、当時フェデラーは芝コートで48連勝、ナダルはクレーコートで72連勝を飾っていたことだ。

まさに両者が得意なコートを平等に設置することで、どちらが強いかを決めるようなものだったという。

試合は激闘の末、ホームのナダルが7-5、4-6、7-6(10)で勝利を収めた。同メディアによると、ナダルが芝コートに居る時は、その高スピンのボールがクレーコートに突き刺さってフェデラーのストライクゾーンを外し、逆にナダルがクレーコートに居る時は、その強靭なフットワークで時間を稼ぐことができたからかもしれないとしている。

ちなみに同月下旬に行われたハンブルクの大会で、フェデラーはクレーコートのナダルに初めて勝利。ナダルのクレーコートの連勝記録を81で止めた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2007年の「Battle of the Surfaces」でのフェデラー(手前)とナダル(奥)

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)