ニック・キリオス(オーストラリア)は、人間性を高めることで正しい道を歩み続けたいと言っているが、まだコート外でいくつかの問題を抱えていることも認めている。豪Yahoo! Sportが伝えた。キ…

ニック・キリオス(オーストラリア)は、人間性を高めることで正しい道を歩み続けたいと言っているが、まだコート外でいくつかの問題を抱えていることも認めている。豪Yahoo! Sportが伝えた。

キレやすいことで有名なキリオスは、この夏、改善された態度と、オーストラリアを襲った森林火災の救済に対するテニス界の貢献に果たした中心的な役割、そして「全豪オープン」4回戦まで進んだエキサイティングな活躍で、ファンから大きな称賛を得た。

彼の努力は報われている。世界ランキング30位で2020年をスタートしたキリオスは、2018年8月以来の20位内に返り咲いた。

キリオスは、人間性を高めることが、テニスの向上にもつながると言っている。「自分のテニスをすることに問題があったことはない。ただ、コートの外で、いくつかのことを解決する必要があると感じている」と、オーストラリアのラジオ局トリプルMで語った。

「ここ数ヶ月で、多くの視点を得たと思う。すべてが大きな経験だったけど、正しい道を進み続けたいと思ってる。いくつかのトーナメントが続くから、毎日より良くなるように努力するよ。人間性が向上したら、テニスもそれについてくる。この夏のオーストラリアで、それが示せたと思う」

キリオスは、今後も数ヶ月に渡って、エースを1本取るごとに森林火災の救援活動に寄付する活動を続けると明らかにした。

(テニスデイリー編集部)

※「全豪オープン」で相手を称えるキリオス

(Photo by James D. Morgan/Getty Images)