18日、ソフトバンクが8-5でオリックスに連勝。初回に内川聖一の適時打と相手エラーなどで3点を先制すると、その後も松田宣浩の2本の本塁打などで8得点。5月31日以来の先発となったバンデンハークは、6回を91球、2失点にまとめる好投で勝利投手…

18日、ソフトバンクが8-5でオリックスに連勝。初回に内川聖一の適時打と相手エラーなどで3点を先制すると、その後も松田宣浩の2本の本塁打などで8得点。5月31日以来の先発となったバンデンハークは、6回を91球、2失点にまとめる好投で勝利投手となった。

■バンデンハークは復活白星、指揮官は「次は100球ちょっといけるかな」

 18日、ソフトバンクが8-5でオリックスに連勝。初回に内川聖一の適時打と相手エラーなどで3点を先制すると、その後も松田宣浩の2本の本塁打などで8得点。5月31日以来の先発となったバンデンハークは、6回を91球、2失点にまとめる好投で勝利投手となった。

 工藤公康監督は、バンデンハークの投球について「よかったね」と安堵の表情を浮かべながら、こう語った。

「今日は100球いかないところで代えてあげようと思っていたので、5回くらいと考えていたが、思ったより球数が少なかったからプラス1イニングいかせた。明日、明後日の(体の)状況を見てからだが、次は100球ちょっとはいけるかなと思う」

 本来であれば、2軍で100球を超える球数をこなしてから1軍に合流させるのが普通だが「5回で70球ちょっと投げて状態は悪くないと聞いたから」と、指揮官は“見切り発車”を決断。「下で100球投げさせると(1軍合流が)1週遅れる」という計算もあった。

 バンデンハークは、その期待に応えて7勝目。2番手として東浜巨が登板して2イニングをきっちり零封。前日の岩嵜翔に続き、ブルペン起用の選択肢を広げる結果を残した。

■打線にはつながり「いい攻撃ができている。全体的に上向き」

 また、内川聖一と松田が揃って連日の打点を挙げるなど、野手陣にはつながりが出始めている。

「(打線も)いい攻撃ができている。全体的に上向きになっているので、これを続けてほしい」と

 シーズン後半に入ってから苦手としていたオリックスに連勝したが、2位の日本ハムもロッテに連勝したことで、優勝マジック点灯はならず、ゲーム差は0.5のまま。工藤監督は「相手のことよりもまずは自分のことをしっかりやるだけだよ」と、明日19日のオリックスとの今季最終戦に気持ちを集中させた。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura