「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)最終日。男子シングルス決勝で、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードのドミニク…

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)最終日。男子シングルス決勝で、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦。ジョコビッチが6-4、4-6、2-6、6-3、6-4で勝利し、2年連続8度目の優勝を果たした。これでジョコビッチのグランドスラム優勝回数は17度目となった。

勝負の決まる第5セットはティームのサービスゲームから始まった。第3ゲームでブレークポイントを握ったジョコビッチは、ラリーを制してブレークに成功。序盤で1ブレークアップとした。

ブレーク直後の第4ゲームでブレークポイントを握られたが、ジョコビッチがしのぎ、リードを保つ。

ジョコビッチは、第5、第7ゲームで粘りを見せてデュースに持ち込む。第7ゲームではアドバンテージにしたが、いずれもティームにしのがれてしまう。

それでもジョコビッチは第6、第8ゲームとティームにチャンスを与えることなくサービスゲームをキープ。そして第10ゲームのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップへ。これをジョコビッチがしっかり取り切り、歴代最多を更新する2年連続8度目の優勝を果たした。

ジョコビッチは同大会2年連続8度目の優勝で、これがグランドスラムでの優勝は17度目に。グランドスラム優勝回数は最多1位がロジャー・フェデラー(スイス)の20回、2位がラファエル・ナダル(スペイン)の19回。3位のジョコビッチがナダルの記録まであと2つと迫った。

また、3日更新の最新の世界ランキングで、2019年10月以来の1位に返り咲くことが決まった。

ティームにセットカウント1-2と追い込まれ、新しい時代がついに到来するかと思われたところから、息を吹き返して優勝をつかんだジョコビッチ。果たして、BIG3の厚い壁を破ってグランドスラムで優勝するのは、いったいいつ、誰になるのか。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのジョコビッチ

(Photo by Darrian Traynor/Getty Images)