デビスカップ・ワールドグループ準決勝「イギリス対アルゼンチン」(9月16~18日/スコットランド・グラスゴー/室内ハードコート)の2日目、アンディとジェイミーのマレー兄弟が4セットのプレーでダブルスに勝ち、イギリスの決勝進出の望みをつな…

 デビスカップ・ワールドグループ準決勝「イギリス対アルゼンチン」(9月16~18日/スコットランド・グラスゴー/室内ハードコート)の2日目、アンディとジェイミーのマレー兄弟が4セットのプレーでダブルスに勝ち、イギリスの決勝進出の望みをつないだ。

 マレー兄弟は、グラスゴーの地元ファンたちの前で、フアン マルティン・デル ポトロ/レオナルド・メイヤー(アルゼンチン)を6-1 3-6 6-4 6-4で下した。イギリスは初日に、シングルス2試合に敗れ、窮地に追いやられていたが、これで1勝2敗と状況を少し改善させた。  準決勝の行方は日曜日の、初日と相手を入れ替えたシングルス2試合の結果にかかっている。そこではアンディ・マレーがギド・ペラと、デル ポトロがカイル・エドマンドと対戦することになっている。

 「1勝2敗というのは、厳しいポジションだ」とアンディ・マレーは言った。「でも僕らは、今日のスタート時よりも(相手に)近づいている。そして僕はいまだ、挽回することは可能だと信じている」。  デル ポトロとマレーは、金曜日の5時間7分かかったシングルスのあとに、またコートに戻ってきた。

 デル ポトロはダブルスでのプレーが予定されていなかったが、アルゼンチン代表監督のダニエル・オルサニッチは直前に変更を行った。それは、特にデル ポトロの近年の故障の問題を考慮すると、驚きを誘う変更でもあった。  「フアン マルティンが出ると聞いて、彼らは手札を見せたと思った。それは、彼らが今日勝負をつけることを望んでいた、ということだ」と、イギリス代表監督のレオン・スミスは言った。

 マレー兄弟は、デビスカップのダブルスで6勝0敗と、記録的好成績を挙げている。  この対戦の勝者は決勝で、もうひとつの準決勝「クロアチア対フランス」の勝者と対戦する。2日目を終えて、クロアチアが2勝1敗とリードしている。

 そして「イギリス対アルゼンチン」は2日目を終えて、最終日は、おそらく最後のシングルスにかかってくるだろう。というのも、マレーがペラに勝つ可能性は非常に高く、2勝2敗から最終シングルスを迎えることが予想されているからだ。  「シーズンのこの時期には、皆が疲れている」とスミスは言った。「彼らのチーム(アルゼンチン)にとってもそれは同じだが、もし出ていって最初の試合を戦ってほしいと思う選手がいるとすれば、それはアンディ・マレーだ」。(C)AP