17日、ソフトバンクの2番手として6回からマウンドに上がった岩嵜翔が、2回1/3を無失点に抑えて、チームの勝利と和田毅の15勝目に大きく貢献した。■日本ハムとの直接対決に向けて強力なロングリリーフが見せる存在感 17日、ソフトバンクの2番手…
17日、ソフトバンクの2番手として6回からマウンドに上がった岩嵜翔が、2回1/3を無失点に抑えて、チームの勝利と和田毅の15勝目に大きく貢献した。
■日本ハムとの直接対決に向けて強力なロングリリーフが見せる存在感
17日、ソフトバンクの2番手として6回からマウンドに上がった岩嵜翔が、2回1/3を無失点に抑えて、チームの勝利と和田毅の15勝目に大きく貢献した。
先発の和田が3点リードの5回に不運な当たりを含む4安打を浴びて2失点。その後の岩嵜の好投がオリックス側に傾いた流れを食い止めた。
「最初の3者凡退で流れを作れた。先発が5回で降りた時は、2番手が流れを作らないといけないと思うので。先発であろうと中継ぎであろうと、1イニングずつという気持ちに変わりはない」
2イニングを投げた後の8回の続投は「さすがにないかなと思っていた」と笑いながら、「先頭の当たっている吉田(正尚)を抑えられてよかった。(T-岡田のヒットは)最後に甘くなってしまった」と振り返った。
「去年はチームの力になれなかったので、今は1軍で投げられることが楽しいし、それを喜びに感じている」
2回1/3で36球と長めのリリーフだったため、この3連戦での登板は難しいと思われるが、工藤公康監督は「まだ若いんだから無理とは限らないよ。明日の疲労の度合いも(岩嵜)本人に聞いてみたい」と語った。それを聞いた岩嵜は苦笑いを浮かべながら「明日も行けと言われれば行きますよ」と答えて車に乗り込んだ。
指揮官の言葉も岩嵜の答えも軽いジョークの応酬に過ぎないだろうが、21日からの日本ハムとの直接対決に向けて、強力なロングリリーフとしての存在感を示せたことは、チームにとって大きなプラス材料だといえるだろう。
藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura