広島の野村祐輔投手が16日の中日戦に先発し、7回4安打無失点で15勝目を挙げた。チームメートのジョンソンに並ぶリーグトップタイの勝ち星。両投手はこのあと1試合ずつ先発することが濃厚で、ダブルでの最多勝獲得も十分に視野に入ってきた。■ともに1…

広島の野村祐輔投手が16日の中日戦に先発し、7回4安打無失点で15勝目を挙げた。チームメートのジョンソンに並ぶリーグトップタイの勝ち星。両投手はこのあと1試合ずつ先発することが濃厚で、ダブルでの最多勝獲得も十分に視野に入ってきた。

■ともに15勝をマーク、同一球団から複数の最多勝は過去に3例だけ

 広島の野村祐輔投手が16日の中日戦に先発し、7回4安打無失点で15勝目を挙げた。チームメートのジョンソンに並ぶリーグトップタイの勝ち星。両投手はこのあと1試合ずつ先発することが濃厚で、ダブルでの最多勝獲得も十分に視野に入ってきた。

 左右の柱として25年ぶりの優勝に大きく貢献した両投手を比較してみた。

○ジョンソン 25試合登板 15勝6敗 防御率2.13(リーグ2位) 139奪三振 勝率.714 
 25試合中23試合でクオリティースタート(6回以上投げて自責3以下)を達成。ハイクオリティースタート(7回以上投げて自責2以下)が13試合。5回まで持たなかったのは1試合しかない。投球回173回1/3(リーグ2位)含め、文句のつけようがない成績だ。

○野村 24試合登板 15勝3敗 防御率2.82(リーグ4位) 89奪三振 勝率.833
 24試合中16試合でクオリティースタート。ハイクオリティースタートが5試合。投球内容ではややジョンソンに見劣るが、勝率では上回っている。奪三振は規定投球回到達者の中では最少。持ち味の打たせて取る投球で勝利を積み重ねてきた証しだ。

 同一球団から複数の最多勝が出たのは過去に3例だけ。直近では96年の巨人(斎藤雅樹とガルベスが16勝で最多勝)がある。

 CSそして日本シリーズでも大車輪の活躍が期待される2人。同時最多勝獲得で弾みをつけて欲しいところだ。