「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)大会13日目。女子シングルス決勝で、第14シードのソフィア・ケニン(アメリカ)が世界32位のガル…

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)大会13日目。女子シングルス決勝で、第14シードのソフィア・ケニン(アメリカ)が世界32位のガルビネ・ムグルッサ(スペイン)と対戦。ケニンが4-6、6-2、6-2で勝利し、自身初となるグランドスラムのタイトルを獲得した。

セットカウント1-1で迎えた第3セットもケニンのサービスゲームから。お互いに一歩も譲らず、序盤からサービスゲームをキープし合う展開が続いた。

だが第5ゲームで0-40と大きなピンチを迎えたケニン。ムグルッサを揺さぶり、攻め続けたケニンが3本のブレークポイントをしのいでキープ。

ケニンは続く第6ゲームでデュースの末にブレークポイントを握る。するとここでムグルッサがダブルフォルトをし、ケニンがブレークに成功する。

ブレーク直後の第7ゲームをキープしてゲームカウント5-2としたケニン。すると第8ゲームでまたもムグルッサのサービスゲームを破り、自身初となるグランドスラム優勝を果たした。

優勝したケニンは、4回戦で同郷の15歳ココ・ガウフ(アメリカ)の快進撃を止め、準決勝では地元の世界1位アシュリー・バーティ(オーストラリア)をストレートで撃破して勝ち上がってきた。

女子ツアーでは、2018年「全米オープン」の大坂なおみ(日本/日清食品)、2019年「全仏オープン」のアシュリー・バーティ(オーストラリア)、「全米オープン」のビアンカ・アンドレスク(カナダ)と新しいグランドスラム優勝者が続々と生まれていたが、今回もニューヒロインの誕生となった。

3日発表の世界ランキングでは自身最高位となる7位に浮上することが確定したケニン。新しいヒロインとしてこれからどんな活躍を見せてくれるのか、期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのケニン

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)