「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)大会8日目。女子ダブル3回戦で、アメリカ期待の新人ペアのココ・ガウフ(アメリカ)とキャサリン・マ…

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)大会8日目。女子ダブル3回戦で、アメリカ期待の新人ペアのココ・ガウフ(アメリカ)とキャサリン・マクナリー(アメリカ)が第10シードの青山修子(日本/近藤乳業)/柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)に4-6、7-5、6-3のフルセットで激戦を制した。試合後、二人はNBAの元スーパースターであるコービー・ブライアントが、ヘリコプター墜落事故により41歳の若さで亡くなった事を受け、コメント。また、今回が最後の全豪オープンとなっている史上最強のダブルスチームと言われている ボブ・ブライアン(アメリカ)とマイク・ブライアン(アメリカ)のブライアン兄弟に関してもインタビューで語った。

オンコートインタビューは下記の通り。

Q:キャサリン、ココ、初めてのグランドスラム準々決勝進出ですね。しかもシングルスではなく、ダブルスで!少し驚きましたが、お見事でした。

マクナリー「驚くことではないと思うけど、今日ここに立つことができてすごく嬉しいわ。今日はうまくプレーできたし、対戦相手も素晴らしかった。だいぶ追い込まれたけど、今日はいい戦いができて本当に満足。そして、今日はコービーのために勝ったわ」

Q:確かに勝利を決めた瞬間の動きがそんな感じでしたね。ココ、もう少し詳しくお願いできますか。

ガウフ「ニュースを聞いた時、私たち二人とも胸が張り裂けそうだったわ。彼を尊敬していたし、今でもこのことを話すと少し感傷的になってしまうの。でも、“何か彼のためにやらなくちゃ”って思って。きっと今も、私たちのことを見守ってくれていると思う」

Q:そのとおりですね。あなたたちがプレーする少し前にブライアン兄弟もここでプレーしていました。彼らにとってはこれが最後の「全豪オープン」での試合となったわけですが、試合後に少し話していましたよね?ブライアン兄弟があなた方に与えた影響はどんなものでしたか?少なくともダブルスをプレーするということに関して。

マクナリー「勝った後で身体をぶつけ合って喜ぶのは、確実に彼らの影響ね(笑)。でも、彼らのプレースタイルは大きな刺激になったわ。彼らの貪欲さ、ネットでの積極的なプレーは私たちもお手本にしていたの。言うまでもないけど彼らは素晴らしい選手で、ものすごいキャリアがあって、みんな憧れていると思うわ」

ガウフ「今までで一番のダブルスチームだと思う。彼らに最初に会ったのは、私が8歳の時だったかな。二人の最後の“全豪オープン”になるのは悲しいわ。みんな、彼らのプレーを見るのが大好きだったから。素晴らしいキャリアを築いてきた、すごく才能ある方たちだと思ってる」

Q:おふたりとも、おめでとうございます。準々決勝で会いましょう!お見事でした。みなさん、キャサリン・マクナリーとココ・ガウフに拍手を!

その後、準決勝で同ペアはティメア・バボス(ハンガリー)/クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)に2-6、4-6と敗退となったが、2020年の活躍を期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※2020年全豪OPでのガウフ(左)とマクナリー(右)

(Photo by WOWOW)