東京五輪があと半年と迫る中、来年3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場チームの拡張が発表された…
東京五輪があと半年と迫る中、来年3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場チームの拡張が発表された。従来の16チームから、20チームに拡大。前回2017年の第4回大会の出場16チームは自動的に本戦に進み、今年3月の予選で残る4チームを決める。
注目国はドイツ
予選は米国のアリゾナ州ツーソンで行われる。かつてはホワイトソックスやダイヤモンドバックス、ロッキーズなどがキャンプ地として使っていたが、現在では当地でキャンプを張るメジャーリーグチームはいない。
予選は2組に分けられた。3月12~17日のプール1はブラジル、フランス、ドイツ、ニカラグア、パキスタン、南アフリカ。3月20~25日のプール2はチェコ、英国、ニュージーランド、パナマ、フィリピン、スペインが入った。各組上位2チームが本戦への出場権を得る。
注目を集めそうなのがドイツだ。ツインズのマックス・ケプラー外野手はベルリン生まれ、ベルリン育ちという生粋のドイツ人。ポーランド出身の父と、米国出身の母はともにバレエダンサーで、16歳の時にツインズと契約した。現在メジャーリーグで活躍する欧州出身選手はケプラー一人しかいない。
ドイツのレーゲンスブルクで2012年9月に開催された第3回WBC予選で、ドイツ代表に選出。残念ながらチームはカナダに大差で2連敗し、本戦出場はならなかった。
ただ当時のケプラーはデビュー前のマイナーリーガー。2015年にメジャーデビューを飾ると、2年目の2016年には早くも17本塁打をマーク。2017年は19本塁打、2018年は20本塁打と数字を伸ばし、昨年は36本塁打、90打点、打率・252とついにブレークを果たした。
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メジャーで活躍する注目選手は・・・
WBCで活躍した欧州勢といえばオランダが名高いが、多くの選手は中米にあるキュラソー島出身。過去にはマイク・ピアザがイタリア代表で出場し、第5回大会は監督として指揮を執る予定でもあるが、こうした多くのメジャー欧州勢は生粋の欧州育ちではない。「純血」とも言えるケプラーは、国際的なマーケット拡大を図るMLBにとって、非常に貴重な存在。今年3月の予選に招集できるか否かは、今回の予選の注目度を大きく左右する。開幕に比較的余裕のあるプール1に入り、投手と違い負担の少ない野手であることからも出場へのハードルは低いと言える。
またニカラグアのジョナサン・ロアイシガ投手は、ヤンキースのメジャー40人枠に入る投手。昨年はメジャーで4先発を含む15試合に登板し、31回2/3を投げ37奪三振で防御率4・55だった。こちらも出場すれば注目を集める。
プール2で実現すれば面白いのは、フィリピン代表へのメッツ参加マイナーのティム・ティーボー選手の選出。フィリピンのマニラ生まれの米国人で、NFLでスターQBとして活躍した。その後、野球に転向した異色の経歴を持ち、マイナーで修行を重ね、今年はメジャーキャンプに招待選手として参加する。米国ファンへの知名度は抜群だ。
日本は既に来年3月の本戦への出場権を得ており、東京五輪のその先に待つ、メジャーリーガーらが集結する世界の強豪との頂上決戦。そのライバルたり得るチームの動向も、今から見ておいて損はない。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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