30日の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)大会11日目。男子シングルス準決勝、女子シングルス準決勝、男子ダブルス準決勝、混合ダブル…

30日の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)大会11日目。男子シングルス準決勝、女子シングルス準決勝、男子ダブルス準決勝、混合ダブルス準々決勝、車いす男子シングルス準決勝、車いす女子シングルス準決勝、車いす男子ダブルス準決勝、車いす女子ダブルス準決勝が行われた。

男子シングルス準決勝、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)に7-6(1)、6-4、6-3で勝利。ジョコビッチは同大会2年連続8度目の決勝進出を果たした。

第1セット、ジョコビッチはゲームカウント3-5で相手のサービング・フォー・ザ・セットを迎えるも、ここでブレークに成功。その後のタイブレークを制しセットを先取すると、続く第2・第3セットはブレークポイントを握られることなく勝利を収めた。

両者は今回が通算50度目の対戦だったが、これで対戦成績はジョコビッチの27勝23敗となった。

女子シングルス準決勝では、第14シードのソフィア・ケニン(アメリカ)が第1シードの地元勢アシュリー・バーティ(オーストラリア)に7-6(6)、7-5で勝利し、自身初のグランドスラム決勝進出。

なお、WTA Insider公式Twitterによると、ケニンは準決勝での勝利によって、週明けの最新世界ランキングで初めてトップ10入りすることが決まった。

もう一方の準決勝では、世界32位のガルビネ・ムグルッサ(スペイン)が第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)に7-6(8)、7-5で勝利し、グランドスラムでは2017年「ウィンブルドン」以来、「全豪オープン」では初の決勝進出を決めた。

そして、車いす男子シングルス準決勝では、国枝慎吾(日本/ユニクロ)がアルフィー・ヒュウェット(イギリス)にストレート勝利。国枝は同大会2年ぶり10度目の優勝に王手をかけた。

また、車いす女子シングルス準決勝では、上地結衣(日本/三井住友銀行)がクオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)にストレート勝利し、同大会4年連続の決勝進出。

なお同日、国枝と上地はそれぞれダブルス準決勝にも登場。国枝はグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)とのペアで臨み、残念ながら敗退。上地はジョーダン・ワイリー(イギリス)とのペアで臨み、決勝進出を決めた。

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【1月30日 主な試合結果】

◆「全豪オープン」

男子シングルス準決勝

〇[2]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)7-6(1)、6-4、6-3 ●[3]ロジャー・フェデラー(スイス)

女子シングルス準決勝

〇[14]ソフィア・ケニン(アメリカ)7-6(6)、7-5 ●[1]アシュリー・バーティ(オーストラリア)

〇ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)7-6(8)、7-5 ●[4]シモナ・ハレプ(ルーマニア)

車いす男子シングルス準決勝

〇[1]国枝慎吾(日本/ユニクロ)6-3、6-3 ●アルフィー・ヒュウェット(イギリス)

車いす女子シングルス準決勝

〇[2]上地結衣(日本/三井住友銀行)6-3、7-5 ●クオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)

車いす男子ダブルス準決勝

〇[2]アルフィー・ヒュウェット(イギリス)/ゴードン・リード(イギリス)7-6(2)、3-6、10-5 ●グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)/国枝慎吾(日本/ユニクロ)

車いす女子ダブルス準決勝

〇上地結衣(日本/三井住友銀行)/ジョーダン・ワイリー(イギリス)6-1、6-4 ●[2]サビーネ・エラルブロック(ドイツ)/クオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのジョコビッチ(右)とフェデラー(左)

(Photo by Hannah Peters/Getty Images)