28日の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)大会9日目。男子シングルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、男子ダブルス準々決勝、女子ダ…

28日の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)大会9日目。男子シングルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、男子ダブルス準々決勝、女子ダブルス準々決勝、混合ダブルス2回戦が行われた。

男子シングルス準々決勝、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第32シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に6-4、6-3、7-6(1)で勝利。8度目の同大会ベスト4進出を決めた。

この試合、2度ブレークポイントを握られるも、どちらもしのいだジョコビッチ。今大会ここまでサービスゲームを1度も落とさずに勝ち上がっていたラオニッチをストレートで下し、これでラオニッチとの対戦成績は10勝0敗となった。

また、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)は世界100位のテニス・サングレン(アメリカ)に6-3、2-6、2-6、7-6(8)、6-3で勝利し、15度目の同大会ベスト4進出。

この試合、メディカルタイムアウトを取る場面や、珍しく不適切な言葉を叫び警告を受ける場面があったフェデラー。それでも第4セットでは合計7本のマッチポイントをしのぎ、3時間31分のフルセットの死闘を制した。

女子シングルス準々決勝では、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が前年準優勝者であり第7シードのペトラ・クビトバ(チェコ)に7-6(6)、6-2で勝利。自身初の「全豪オープン」ベスト4進出を決めた。

両者は、前年2019年の同大会でも準々決勝で対戦。その時は敗れていたバーティだが、世界1位として臨んだ今大会、地元の観衆が見守るなか雪辱を果たした。これでバーティはクビトバに対して4連勝、通算対戦成績は4勝4敗のイーブンとなった。

なお、WTA(女子テニス協会)公式サイトによると、「全豪オープン」女子シングルスにおいて、地元オーストラリア選手がベスト4入りするのは1984年以来36年ぶりのこと。

また、第14シードのソフィア・ケニン(アメリカ)は世界78位のオンス・ジャバー(チュニジア)にストレート勝利し、自身初のグランドスラムベスト4入りを果たした。

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【1月28日 主な試合結果】

◆「全豪オープン」

男子シングルス準々決勝

〇[2]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)6-4、6-3、7-6(1) ●[32]ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)

〇[3]ロジャー・フェデラー(スイス)6-3、2-6、2-6、7-6(8)、6-3 ●テニス・サングレン(アメリカ)

女子シングルス準々決勝

〇[1]アシュリー・バーティ(オーストラリア)7-6(6)、6-2 ●[7]ペトラ・クビトバ(チェコ)

〇[14]ソフィア・ケニン(アメリカ)6-4、6-4 ●オンス・ジャバー(チュニジア)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのジョコビッチ(左)とフェデラー(右)

(Getty Images)