17日からのオリックスとの3連戦。ソフトバンクは、その初戦を和田毅に託した。■ローテ再編に改めて気合、「8日もらったのでしっかり投げないと」 17日からのオリックスとの3連戦。ソフトバンクは、その初戦を和田毅に託した。和田は当初14日の楽天…
17日からのオリックスとの3連戦。ソフトバンクは、その初戦を和田毅に託した。
■ローテ再編に改めて気合、「8日もらったのでしっかり投げないと」
17日からのオリックスとの3連戦。ソフトバンクは、その初戦を和田毅に託した。和田は当初14日の楽天戦に先発する予定だったが、13日の試合が雨天中止となり、武田翔太がスライド登板したため、中8日で17日の先発に決まった。
「(14日の結果が)13対0の試合だったから、水曜日に投げた方がよかったかな(笑)」とおどけてみせた和田は、「気を遣って8日ももらったのでしっかり投げないと」とすぐに気を引き締めた。
「糸井も15日の試合でホームランを3本打っているし、吉田は今や打線の中心。その後のT(-岡田)やナカジー(中島)という中軸もしっかりしている。ランナーを出してホームランとか、相手につなげられないようにキーになる打者をしっかり抑えたい」
首脳陣の構想としては、14日の楽天戦のあと、中6日で日本ハムとの直接対決初戦に登板させる予定だった。それが13日の雨でローテを再編。和田は、ここ7試合で1勝6敗と苦戦が続くオリックス戦に回ることになった。
■オリックス戦でも「大事な1勝に変わりはない」
「自然の力には勝てないから。(相手が)日本ハムであろうとオリックスであろうと、大事な1勝になることに変わりはない。最近負け越しているのも、オリックスにそれだけいい選手がいるということ。3連戦の初戦を取れば、チームものっていける。そこを任された以上はしっかりやりたい。2戦目(18日)はバンディ(バンデンハーク)が久しぶりに登板するので、勝ってバトンを渡すのと、負けてバトンを渡すのでは、彼にかかるプレッシャーも違ってくる」
また、15日にはロッテの石川歩が和田に並ぶ14勝をマークしたばかり。17日の登板は、最多勝争いで頭一つ抜け出せるチャンスでもある。
「今はチームの優勝の方が大事。タイトルは1年がんばったご褒美だが、今一番ほしいのは優勝。そのために自分に勝ちがつくようなピッチングをしないといけないが、まずはチームが勝つことが大事」
強力打線で日本ハムに勝ち越したばかりのオリックスは、まさにパ・リーグの優勝を左右する“台風の目”となっている。天王山以上に大事な戦いとなるホームでの3連戦。和田がその先陣を切る。
藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura