マリア・シャラポワ(ロシア)は「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)1回戦でドナ・ベキッチ(クロアチア)に敗れ、現在の世界ランキング1…

マリア・シャラポワ(ロシア)は「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)1回戦でドナ・ベキッチ(クロアチア)に敗れ、現在の世界ランキング145位から350位以下に急降下することが確実となった。もしかしたら、今回が彼女の最後の「全豪オープン」となるかもしれない。イギリスのMETRO紙が伝えている。

シャラポワは「全豪オープン」にワイルドカードで参戦。前回の「全豪オープン」以後3勝しかしておらず、今回の1回戦を3-6、4-6で落としたため、世界ランキング366位に落ちると予想されている。当然のことながら試合後のシャラポワには落胆の色が見え、テニス界での彼女の将来に不安が残る中、来年の大会に戻ってくると明言することはなかった。

試合後の記者会見で、来年の「全豪オープン」に戻ってくるかと聞かれたシャラポワはこう述べた。「わからない。今回ここに来られたのは幸運だった。私をこの大会に参加させてくれた(大会ディレクターの)クレイグ(・ティリー氏)には感謝しています。1年後に何が起こるかを語るのは難しいわ」

この敗退で、シャラポワはランキングを大きく落とすことになる。彼女の肩の状態では、グランドスラム以外の大会に参戦することは難しいだろう。ランキングの降下についてと、今後まとまった大会への参戦が可能なのか問われると、シャラポワは「参加できるかとか、参加するかを教えてくれる水晶玉を私は持っていないけど、できれば良いなと思ってる」と答えた。

「1年のほとんどを怪我と戦っていて実際そんなにプレーできなかったから、今のランキングがすべてとも思えない。でもそれも含めて考えなければいけないと思う。コートに出て試合をして、とてもきつかったけれど最後までやった。けれど自分の望んだようにはいかなかった。自分を信じ続ける以外に、そこから抜け出せる方法はないわ。もしやるべきことを全てやっていたとしても、自分を信じていなかったらいい結果は生まれないから」

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「全豪オープン」でのシャラポワ

(Photo by Chaz Niell/Getty Images)