27日の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)大会8日目。男子シングルス4回戦で、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)と、地元勢…

27日の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)大会8日目。男子シングルス4回戦で、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)と、地元勢であり第23シードのニック・キリオス(オーストラリア)が対戦する。試合はセンターコートで、日本時間17時以降に開始予定。

同大会2度目の優勝を目指すナダル。今大会はここまで、1セットも落とさずに勝ち上がってきた。一方のキリオスは3回戦で、第16シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)とのフルセット4時間26分にも及ぶ大接戦を制しての勝ち上がり。

そんな両者の過去対戦成績は、ナダルの4勝3敗。しかし、ハードコートでの対戦に限ると1勝2敗と負け越している。さらに今回は、キリオスが地元の大声援を受けることもありナダルにとって難敵となりそうだ。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、キリオスは次戦に向けて「正直、非常にワクワクしている。グランドスラムのセンターコートで、最高のテニス選手の一人とプレーできるのはかなりクールだ」と話した。

「明らかにフィジカルの戦いになるだろう。彼と対戦して簡単にいくことは一切ない」

一方のナダルは、最後にキリオスと対戦した2019年「ウィンブルドン」で、「彼はトップクラスの才能を持った選手」「その才能とサーブで、彼はもちろんグランドスラムで勝つことができるだろう」と評した。

また、この二人といえば、今大会2回戦でタイムバイオレーションを取られたキリオスが、ナダルのサーブ前のルーティーンをモノマネしたことも話題に。皮肉を込めた主審への抗議だったと思われるが、米経済誌のForbesによると、これに対しナダルは「僕は本当に気にしていない」「(モノマネは)面白かった?なら良いんだ」と大人な回答をしている。

今大会も世界1位としての強さを見せつけるナダルと、才能に溢れるプレーが魅力のキリオス。両者の8度目の対戦で、どのようなプレーが飛び出すか注目が集まる。

テニスデイリーでは、サイト上で試合速報を無料で行う予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのナダル(左)とキリオス(右)

(Getty Images)