現在日本では、錦織圭(日本/日清食品)が野性爆弾のくっきー!と共演し、Uber EatsのCMに出演中。だが、テニス選手がUber EatsのCMに出演しているのは日本だけではない。オーストラリアでは、現在開催中の「全豪オープン」を舞台にし…

現在日本では、錦織圭(日本/日清食品)が野性爆弾のくっきー!と共演し、Uber EatsのCMに出演中。だが、テニス選手がUber EatsのCMに出演しているのは日本だけではない。オーストラリアでは、現在開催中の「全豪オープン」を舞台にしたCMにニック・キリオス(オーストラリア)が出演しており、彼らしさを活かした内容になっている。

「全豪オープン」の試合の真っ最中で、キリオスがサーブを打つところからCMはスタート。強烈なサーブを打つも、線審が「アウト!」をコール。納得がいかないキリオスは主審に詰め寄り、「あのサーブがアウトだなんてことは絶対にない!」と文句を言う。

ただ、実は主審を務めているのもキリオスだ。掛け合いの後、主審のキリオスは日本でもおなじみの「今夜、私がいただくのは…」のセリフを言うと、Uber Eatsの紙袋が届く。満足した主審のキリオスは「アドバンテージ、キリオス!」とコール。どうやら先ほどのサーブはインに覆ったようだ。これに対して選手のキリオスは「君は良い審判だ」と言ってコートに戻っていくという内容になっている。

キリオスは審判と揉めることが多く、それをパロディしたことになる。この「全豪オープン」2回戦でも、タイムバイオレーションを取られたキリオスは主審と口論。その後、サーブ前のルーティーンが長いことで有名なラファエル・ナダル(スペイン)のモノマネを見せ、会場も主審も笑わせていた。

実際のテニスの試合では、ボールの軌道を再現するシステムを利用することで再度ボールがインかアウトか確認し、判定を覆すことができる。だが他のスポーツ同様、主審と口論しても判定が覆ることは基本的にない。それを今回CMの中でキリオスは実現してみせた。

「全豪オープン」を舞台にしたUber EatsのCMは他に、「ATPカップ」のダブルスで勝利した喜びのあまり、キリオスがアレックス・デミノー(オーストラリア)を肩に担いだシーンを再現したものや、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、ステファノス・チチパス(ギリシャ)が演技をしているものもある。また、昨年はナダルやカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)も出演していた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのキリオス

(Photo by Daniel Pockett/Getty Images)