ニューヨーク・ヤンキースの田中将大は9月15日、敵地でのボストン・レッドソックス戦に先発して7回を投げ、4安打1失点だった。好投を見せたがチームは5-7でサヨナラ負けを喫し、田中に勝ち負けはつかなかった。デビッド・オルティーズに二塁打を打た…

ニューヨーク・ヤンキースの田中将大は9月15日、敵地でのボストン・レッドソックス戦に先発して7回を投げ、4安打1失点だった。好投を見せたがチームは5-7でサヨナラ負けを喫し、田中に勝ち負けはつかなかった。

デビッド・オルティーズに二塁打を打たれ、初回から得点圏にランナーを背負った田中。だがムーキー・ベッツを打ち取り無失点で切り抜ける。三回に1死満塁からオルティーズの犠牲フライで1点を失うが、その後はランナーを出しても安定した投球で得点は許さなかった。

7イニングを93球で投げ終えた田中は4点差でマウンドを降りる。今日はヤンキース勝利かという展開だったが八回、オルティーズの34号ソロでレッドソックスが反撃。

最終回も抑えのデリン・ベタンセスを休ませたいヤンキースに、強力レッドソックス打線が牙を剥いた。イニング途中からベタンセスを引っ張り出すと、3連打で最後はハンリー・ラミレスが25号さよなら3ラン。

最終回一挙5失点で田中の勝ちが消えた。

メジャー自己最多14勝目はならなかった田中だが、7回1失点の好投により、防御率でアメリカン・リーグ首位に躍り出た。ファンからは、「完投しないと勝ちつかないのか」「とにかくジラルディ(監督)をなんとかしたほうがいい」「オルティーズを歩かせなかったベンチが悪い」「好投しただけに勝ちつかなかたのは残念」などの声が寄せられている。

田中将大(右)が防御率でリーグトップに浮上(2016年9月15日)(c) Getty Images

田中将大(右)が防御率でリーグトップに浮上(2016年9月15日)(c) Getty Images