宮司愛海連載:『Manami Memo』 第9回連載1回目はこちら>>フジテレビの人気スポーツ番組『S-PARK』と…

宮司愛海連載:『Manami Memo』 第9回

連載1回目はこちら>>

フジテレビの人気スポーツ番組『S-PARK』とweb Sportivaのコラボ企画として始まった宮司愛海アナの連載『Manami Memo』。今回は、新年初めのスペシャル企画として、同じく『S-PARK』でキャスターを務める後輩の鈴木唯アナとの対談が実現。スポーツ話に花を咲かせた。



宮司愛海アナと鈴木唯アナの貴重な対談が実現!

宮司 今年も年始からたくさんスポーツ・イベントがあったけど、特に印象に残っている試合はあるかな? サッカーの天皇杯決勝(ヴィッセル神戸VS鹿島アントラーズ)は取材に行けた?

鈴木 行けなかったんですよ。でも、ラグビーの大学選手権の決勝(早稲田大学VS明治大学)に行ってきました。私たち2人とも早稲田(大学)出身なんですが、早稲田が優勝した瞬間を見てきました。ラグビー部の人たちが大学日本一になったときにだけ歌える『荒ぶる』も聞いてきましたが、みんな号泣しながら歌っていましたよ。

宮司 大学時代は、早稲田の試合、応援に行ってた?

鈴木 何回か行きました。

宮司 やっぱり野球?

鈴木 そうです。あと、友達がラクロス部にいて、1回だけ観に行きました。宮司さんは?

宮司 神宮球場で野球の早慶戦を観たことは何回かあるかな。そこで初めて早稲田の応援歌『紺碧の空』が「こういう曲なんだ」って知ったの。大学1年生の時、サークルのみんなで観に行って、『紺碧の空』を歌えるようになったんだよね。唯ちゃんは今でも歌える?

鈴木 今はちょっと…。でも、校歌は歌えますよ。

宮司 逆に校歌、覚えてないかも~。

鈴木 えーっ、ウソ~!

宮司 どんなのだっけ。あ、「♪わせだ、わせだ~」だよね。でも、そこに至るまでのメロディーが思い出せない(笑)。

鈴木 「都の西北~」…。

宮司 そうだそうだ。 

鈴木 だいぶ抜けていますね(笑)。でも、聞けば思い出しますよね。

宮司 確かに。そういえば、ラグビーの試合、国立競技場だったよね。どんな印象だった? 私も、メディア向けの公開日に一度取材に行ったのだけど…。

鈴木 満員だったので、足を踏み入れただけで迫力がすごいというか。こんなに人が集まれるんだって純粋に思いました。あと、応援に熱が入った時の歓声がこだまする感じがすごかったです。響くということですよね。

宮司 そういう形状になっているしね。いわゆるすり鉢状というか。スタジアム自体、迫力があるよね。

鈴木 はい。ワーッと盛り上がると、近くにいても何を言っているのか聞こえないくらいの歓声でした。

宮司 お客さんが入ると雰囲気が違うよね。私は、観客が入った国立競技場はまだ行ってないけど、オリンピックでは開会式が行なわれるので、どんな感じになるのか楽しみ。

鈴木 宮司さんの年始はどうでしたか?

宮司 去年に引き続き、今年も三浦知良選手(横浜FC)のグアム自主トレに行かせてもらいました。しかも、今回は朝のランニングで一緒に走らせてもらって。1日目はインタビューがあったから走らなかったんだけど、2日目は朝6時から一緒に走らせてもらった。同行していた選手の皆さんはグラウンドを時計回り、反時計回りで6周ずつ走るんだけど。私は「最初の6周だけ頑張ってみて」と言われて、何とか皆さんのスピードについていくのに一生懸命…。

鈴木 ついていったんですか?

宮司 なんとかついていって、5周目でダウンしちゃった(笑)。でも、終わった後に、皆さんから「十分だよ。頑張ったね」って言っていただけたので、ありがたかった。でも、サッカー選手の体力は本当にすごい! 12周走り終わった後も全然息が上がってなくて。終わった後にカズさんに、「一緒に走らせていただいてありがとうございました。本当にきつかったです」って話をしたら、「やってみるのと見るのとじゃ、全然違うからね」とおっしゃっていて。今年プロ35年目、これを何十年と続けてこられたカズさんは本当にすごい。横浜FCがJ1に昇格して、今年こそ最年長ゴールの記録更新が見たいよね。

鈴木 日本に戻ってきてからは、すぐ春高バレーでしたね。

宮司 そう。今年はいろんな学校が出場してきた大会になったと思う。特に男子は長年出場していた洛南高校(京都)を破って東山高校が出場し、初優勝。主将であり、エースでもある高橋藍(らん)選手に話を聞いたら、高校生とは思えないくらいしっかりしていて、感動した。

鈴木 今の若い選手たちは、しっかりしていますよね。サッカーの久保建英選手とか。

宮司 去年、インタビューしたんだよね。

鈴木 はい。一つひとつの質問をしっかり考えてからきちんと言葉にしているという印象でした。サッカーもそうですし、インタビューもそうですが、いろいろ考えながら行動しているんだろうなって思いました。どうしたら、あのような受け答えができるようになるんでしょうか?

宮司 なんでだろうね。やはり小さい頃からメディアへの取材経験がある選手が増えているからなのかな。10代の選手だと思って取材に行くと、我々の方が圧倒されるよね。こんなにしっかりしているんだ、って。つい自分と比べてしまうけど、やっぱり背負うものが大きいからなのかもね。

鈴木 宮司さんは、年末に堂安律選手にインタビューされていましたけど、どうでしたか?

宮司 去年11月のU‐22日本代表とU‐22コロンビア代表戦、やはり悔しかったという話を聞いたのだけど、今後の改善点を聞いた時に、「もうちょっとピッチ外でもリーダーシップを持つべきだった」と話されていたのが印象的だった。仲良くしようとするのは大事だけど、ピッチ外でもいろんな意見をぶつけたり、思っていることをズバッと相手に言ったり、強めにいろいろ発言をすればよかったって。すでにあの年齢(21歳)にして、リーダーであろうとする自覚を持っているというのがすごいなって思ったよ。それこそ久保選手とも一緒にプレーしているし、お互いよく知っているとは思うけど、自分たちが引っ張っていかないといけないっていう自覚を持っているのがすばらしいなって。そういう気持ちを持ちつつ、ぜひオリンピックも頑張ってほしいな。唯ちゃんは、これまで取材してきた中で、感銘を受けたとか、印象に残っている選手はいる?

鈴木 カヌーの羽根田卓也選手ですね。特に「水の呼吸を読む」っていうひと言が、記憶に残っています。コース攻略のポイントについてお話を聞いたのですが、技術的なことを話されるのかなと思っていたら、「水の呼吸を読む」と。技術のことでなく、もっと深くて根本的なものを大事にされているんだなということを知りました。

宮司 葛西のオリンピック会場(スラロームセンター)ができたタイミングで取材しているんだよね。

鈴木 そうです、そうです。

宮司 若い選手と言えば、2月から始まるプロ野球のキャンプ取材で新人の選手の様子を見るのも楽しみだよね。

鈴木 とても楽しみです。私、去年は日本ハムの二軍のキャンプに行ったんです。吉田輝星投手の取材をしましたが、うれしかったのが、新人の選手たちがランニングをしているところを私たちのカメラが撮っていたら、カメラに向かって手を振ってくれたんですよ。

宮司 フレッシュ~。

鈴木 サービスのつもりで振ってくれたと思うのですが、そういう姿を見るとこちらもうれしくて、本当に頑張ってほしいなっていう気持ちにますますなりました。

宮司 やっぱりキャンプはシーズン中と違って、選手と気兼ねなく話せるタイミングも多いから、そういう楽しみはあるよね。今シーズンの目標とか、昨シーズン改めてどうだったのかを聞いたりして。普段シーズン中のインタビューでは聞けないようなテンション、温度感で選手と話ができるのは楽しみの一つだよね。

鈴木 そうですね…。

宮司 え、違う?

鈴木 気軽に聞けますか?

宮司 もちろん、自由にいつでも声をかけていいわけではなく、タイミングを見計らって、ご挨拶させていただいています。

鈴木 私は、そこまではまだ…。宮司さんみたいにできればいいんですけど。

宮司 でも、これは私の力ではなくて、それぞれの球団担当スタッフが選手と築いてくれた関係の上にあるものだから。感謝しないといけないよね。

鈴木 そうですね。

宮司 キャンプで選手の皆さんに聞いてみたいことってある? 今年に限って言えば、オリンピックについて皆さんがどう思っているか気になるけど。

鈴木 確かに、いろんな選手に聞いてみたいですね。年始に取材した巨人の岡本和真選手は、オリンピックが真の日本代表だと思うから、それには選ばれたいというような話をされていました。

宮司 なるほど。いろんな大会があるけど、規模としてはやっぱりオリンピックは最高峰のところにあるものだから、そこは目指したいということなのかな。

鈴木 やっぱりオリンピックは別格なのかなというのは聞いていて思いました。

宮司 でも、選手選考は熾烈。他の競技もそうだけど、ベンチ入りメンバーや登録できるメンバーはこれまでの予選や大会よりグッと少なくなるから。自分がそこに入るためにはどうしたらいいか、考えるのも大変だろうなと思うし。どうなるのかな、侍(JAPAN)。

鈴木 「プレミア12」の時のメンバーが基本だって聞いたのですが、違うんですか?

宮司 わからない。でも、そこからまたメンバーが減るからね。それこそソフトバンクの周東佑京選手のような一芸に秀でたスペシャリストを入れるのか、それともマルチに守れるような選手を入れるのか。

鈴木 スペシャリスト、入れると思います。私の勘です!
 
宮司 根拠は?(笑)。こういう話をしていると、オリンピックの年になったという実感がジワジワわいてこない?

鈴木 実は、私はまだあんまり…。

宮司 そっか。本当の意味での実感はまだわいてこないのかもね。これから代表選手が決まってくる競技が本当に多いから。そういう意味では、ここ数カ月が大事だし、代表選手が決まってきたら、今年がオリンピックだっていう気持ちがどんどんわいてくるのかもね。

(つづく)

Profile
宮司愛海(みやじ・まなみ)
91年7月29日生まれ。2015年フジテレビ入社。
福岡県出身。血液型:0型。
スポーツニュース番組『S-PARK』のメインキャスター。スタジオ内での番組進行だけでなく、現場に出てさまざまな競技にふれ、多くのアスリートに話を聞くなど取材者としても積極的に活動。フジテレビ系東京2020オリンピックのメインキャスターを務める。

鈴木唯(すずき・ゆい)
93年12月13日生まれ。2016年フジテレビ入社。
東京都出身。血液型:B型。
スポーツニュース番組『S-PARK』のキャスター。同じく、スタジオ内での番組進行だけでなく、現場に出てさまざまな競技にふれ、多くのアスリートに話を聞くなど取材者としても積極的に活動。モットーは「やらない後悔よりやる後悔」。