新座市出身で「新座市観光親善大使」も務める芸人・今野浩喜さんは熱烈なライオンズファン。今回のイベントを前に「この機会にぜひ行ってみて下さい」と新座市民に呼びかける。熱烈なファンが考える西武の魅力や現在の注目選手とは…。今野さんにライオンズへ…

新座市出身で「新座市観光親善大使」も務める芸人・今野浩喜さんは熱烈なライオンズファン。今回のイベントを前に「この機会にぜひ行ってみて下さい」と新座市民に呼びかける。熱烈なファンが考える西武の魅力や現在の注目選手とは…。今野さんにライオンズへの思いや今回のイベントについて聞いた。

■西武が東武鉄道とコラボイベント開催へ、ライオンズファンの今野さんにインタビュー

 埼玉西武では、9月17日(土)、18日(日)の東北楽天戦(西武プリンスドーム)で「東武東上沿線 フレンドリーシティ感謝デー」を行う。この企画を記念し、現在、東武東上線では「東武x西武ライオンズトレイン」が運行されているほか、ライオンズが連携を結ぶ「フレンドリーシティ」の新座市・川越市・朝霞市・志木市・和光市・ふじみ野市・富士見市・三芳町に在住・在学・在勤の人を対象に、割引チケット(内野指定席Bが53%OFFの1400円)も販売している。

 さらに「フレンドリーシティ」になっている新座市の職員約500人が、9月5~9日までライオンズのユニフォームを着用して公務を行うなど、イベントに向けて盛り上がりを見せている。

 新座市出身で「新座市観光親善大使」も務める芸人・今野浩喜さんは熱烈なライオンズファン。今回のイベントを前に「この機会にぜひ行ってみて下さい」と新座市民に呼びかける。熱烈なファンが考える西武の魅力や現在の注目選手とは…。今野さんにライオンズへの思いや今回のイベントについて聞いた。

――いつからライオンズファンなのですか?

「しっかり覚えていませんが、4~5歳くらいだと思います。よく親に球場に連れて行かれて、いつからか外野席で応援していました。最初に連れて行かれた時の記憶を辿ると、なぜか俺はライオンズのユニフォームを緑だと思っていました。おそらく無意識に南海ホークスを応援していたんだと思います。小学生ぐらいまで親に『前は緑のユニフォームだったよね』って聞いていましたから。当時、今年のエメラルドグリーンのユニフォームで戦うライオンズを見ていたら、より混乱をきたしていたでしょう」

――子どもの頃は、誰のファンでしたか?

「選べません。みんな好きでしたよ。最初は秋山幸二さんかな。ライナー性のホームラン、バク宙ホームイン。自分が左利きっていうのもあり、工藤公康(現:福岡ソフトバンクホークス監督)さんも好きでした。1986年、広島との日本シリーズ第5戦のサヨナラタイムリーは驚愕でした。一番好きだったのは、田邊徳雄(現:埼玉西武ライオンズ監督)さんと橋本武広さんでした。田邊さんは高めに手を出すなと指示されたあげく、誰の目にも明らかな高めをホームランにした件がすごい好きです。『恐怖の9番』って立ち位置もなんかかっこいい。橋本さんはやはり左利きっていうのと、とにかくほぼ毎日ワンポイントで出てきて『なんかこういう頼られ方したいよなぁ』って思います」

――西武ライオンズ球場にもよく行かれていたのでしょうか??
「夏休みになると、ほとんどのホームゲームに行っていた気がします。外で友達と遊んでいると、父が探しに来て球場に連れて行かれる事もよくありました」

■「正直言って『チームが在ってくれればなんでも良いですよ』」

――今、注目している選手は誰ですか?
?「岡田雅利捕手ですかね。今、正捕手争いが大変そうですけど、その中でなんか応援しちゃいます」

――新座市の職員500人がライオンズのユニフォームを着用して公務しましたが、どう思いますか?

「ライオンズに興味のない職員さんもいるはずですし、確実に他球団ファンの職員さんもいると思います。そういう方々には本当に感謝しますし、頭が上がりません。どの立場からのコメントなのか謎ですが…」

――新座市民はチケットが安く(53%オフ)買えるそうですが、新座市民の方に一言お願いします。

「ライオンズと癒着があるわけでもなんでもないので、こんな事を言うのも意味がわからないですが、行ったことのない方は、この機会にぜひ行ってみて下さい。騙されたと思って。半額より安けりゃ、騙されても良くないですか?」

――東武東上線にライオンズトレインが走っているそうですが、どう思いますか?

「東武東上線、使っていました。何年か柳瀬川駅の近くに住んでいましたから。引っ越すまで新座駅を使っていた身としては、乗り換えなしで池袋に行けることに鼻高々でしたよ。志木駅が新座にあるって事実は結構人に言いたくなりますよね」

――チームは低迷していますが、今後期待することは??
「正直に言って『チームが在ってくれればなんでも良いですよ』って思っています。上の順位になれば嬉しいは嬉しいですけどね。プロ野球チームが無い地域の方が圧倒的に多いわけですから、あるだけで感謝です」

 ユニフォームを着用して公務を行った新座市の職員も「一体感があり、いつも以上に仕事に対するやる気が湧きました」とコメントしている。他球団ファンからの批判も覚悟してそうだが、そういった声もなく、新座市民にも好評だったようだ。

篠崎有理枝●文 text by Yurie Shinozaki