今年の全米オープンテニス女子シングルス、優勝したのは第2シードのアンゲリク・ケルバーだった。準決勝で第1シードのセリーナ・ウィリアムズが敗れたため、大会終了後の世界ランキングで自身初の1位が確定していたケルバー。優勝で女王戴冠に花を添えた。…
今年の全米オープンテニス女子シングルス、優勝したのは第2シードのアンゲリク・ケルバーだった。準決勝で第1シードのセリーナ・ウィリアムズが敗れたため、大会終了後の世界ランキングで自身初の1位が確定していたケルバー。優勝で女王戴冠に花を添えた。
2011年の全米オープンで準決勝に進出し、脚光を浴びたケルバー。それまでグランドスラムでは3回戦進出が最高だったが、これ以後一段上の成績を残せるようになっていった。
今年の全豪オープンでは1回戦で土居美咲にマッチポイントを握られるも、持ち前の粘り強いテニスで逆転。一気にグランドスラム初制覇まで駆け上がった。
「メルボルンでのグランドスラム初制覇に続いて、一度だけでなくさらに何度か勝てると証明することが本当に大事だった。それからウィンブルドンでの決勝進出という一歩前進をして、全米オープンを制してまたグランドスラム女王になれた。1年間で2度目のタイトルを獲得して、大きな自信を持つことができる」
ほかのトップ選手に比べて自分には技術的な才能がないと自己分析するケルバー。だが、その分は走ってカバーする、汗っかきの女王が誕生した。
アンゲリク・ケルバーが全米オープン決勝進出へ(2016年9月8日)(c) Getty Images