リオ2016パラリンピックで混合団体BC1-2チームが銀メダルを獲得以来、飛躍的に注目度を高めてきたボッチャ。その各クラス日本一を決める「日本ボッチャ選手権大会」が2019年12月20から22日、愛知県豊田市で開催された。東京2020パラリンピック実施クラスにおいては、優勝者がそのまま東京2020パラリンピック代表に内定という「副賞」もつけられた国内最高峰の戦いで決勝戦に進出したのはどんな選手か!? ここでは、今からチェックしておきたいBC1~4クラスの注目選手とそのストロングポイントを紹介したい。

~BC1クラス~【優勝】6度目の挑戦で悲願の日本一に! 東京パラリンピックでは個人・団体とも活躍に期待中村 拓海(なかむら・たくみ)

「自分の良いところは、思い切りのあるプレーができるところ。今大会でも出せたと思うが、もっと今以上に自信をもって投げられるように、アプローチ、プッシュ、ヒットといった基本的な技術の精度をもっと高めていきたい」

右上投げ/1998年7月6日生まれ(21歳)/大阪府出身/脳性まひ/世界ランキングBC1個人9位

【準優勝】日本選手権10回Vの女王。フォーム改造で3度目のパラリンピックを目指す藤井 友里子(ふじい・ゆりこ)

「優勝できなかったことも、東京パラリンピックの代表内定を得られなかったことも悔しい。自分が強化してきた部分の確率をもっと高めて、これからの一つひとつの試合を確実に取っていきたい」

右上投げ/1972年12月1日生まれ(47歳)/富山県出身/脳性まひ/世界ランキングBC1個人19位

~BC2クラス~【優勝】リオパラリンピック銀メダルチームの盟友に激勝! 3年ぶりの優勝を飾った日本のエース廣瀬 隆喜(ひろせ・たかゆき)

「杉村選手に2連覇をされていたので、優勝を奪還することができて率直に嬉しい。2019年の目標だった“全クラスでメダル獲得”は2020年も変わらないと思うので、東京パラリンピックでも日本代表“火ノ玉JAPAN”が一丸となって、それに向かっていきたい」

左下投げ/1984年8月31日生まれ(35歳)/千葉県出身/脳性まひ/世界ランキングBC2個人23位

【準優勝】3連覇ならずも世界2位の実力を発揮。東京パラリンピックで“リオ以上”を目指す杉村 英孝(すぎむら・ひでたか)

「東京パラリンピックの選考対象だったが、そこの意識は今回はまったくなかった。内定が得られなかったのは残念だが、それよりも3連覇できなかったことの方が悔しい。これからの東京パラリンピックまでの一日一日の積み重ねが東京での、リオ以上の結果につながればいいと思っている」

左下投げ/1982年3月1日生まれ(37歳)/静岡県出身/脳性まひ/世界ランキングBC2個人2位

~BC3クラス~【優勝】強豪ぞろいの“ランプクラス”で3連覇達成。初のパラリンピック切符ゲット!河本 圭亮(かわもと・けいすけ)

「BC3の投球精度が高いだけにできる技術──プッシュやクッション、ヒットだったり──ボールの方向や位置を自由自在にコントロールする、そういう技術の高さに注目してほしい」

ランプ/1999年3月27日生まれ(20歳)/愛知県出身/筋ジストロフィー/世界ランキングBC3個人18位

【準優勝】競技転向3年目で国内最高峰のファイナリストに。視線はパリへ──有田 正行(ありた・まさゆき)

「東京パラリンピックを目指してきたので、その目標が断たれてしまったのは残念ではあるが、切り替えて2024年のパリパラリンピックに出られるように、これから腕を磨いていきたい」

ランプ/1980年3月24日生まれ(39歳)/大阪府出身/脊髄性筋萎縮症/世界ランキングBC3個人45位

~BC4クラス~【優勝】BC4初の10代での2連覇達成&BC4選手初のパラリンピック日本代表に内定!江崎 駿(えさき・しゅん)

「僕の持ち味はいろんな種類のボールの投げ分け。どこでどんな素材のボールを使うのか、そんな柔らかさのボールを使うのか──予想して見てもらえたらおもしろいと思う」

右下投げ/2001年3月25日生まれ(18歳)/愛知県出身/筋ジストロフィー/世界ランキングBC4個人39位

【準優勝】国内BC4の2強に返り咲く、レフティプレーヤー古満 渉(ふるみつ・わたる)

「今大会での東京パラリンピック代表内定を目指して頑張ってきたが、結果としては2位で内定は得られなかった。でも、そういう可能性がある以上は、選ばれたらいつでも出られるように、そこに向けて強い意識をもってしっかり練習していきたい」

左下投げ/1985年8月20日生まれ(34歳)/広島県出身/脊髄性筋萎縮症/世界ランキングBC4個人75位

※世界ランキングは2019年12月31日付

text by BOCCIA FAN

photo by X-1