もっとも劇的なサヨナラ本塁打、サヨナラ安打を放った選手に贈られる『月間スカパー!サヨナラ賞』の8月度受賞者が発表され、8月31日のソフトバンク戦(西武プリンスドーム)で放った森友哉の一打が選出された。■8月31日ソフトバンク戦でのサヨナラ打…
もっとも劇的なサヨナラ本塁打、サヨナラ安打を放った選手に贈られる『月間スカパー!サヨナラ賞』の8月度受賞者が発表され、8月31日のソフトバンク戦(西武プリンスドーム)で放った森友哉の一打が選出された。
■8月31日ソフトバンク戦でのサヨナラ打「すごく貴重な体験になりました」
もっとも劇的なサヨナラ本塁打、サヨナラ安打を放った選手に贈られる『月間スカパー!サヨナラ賞』の8月度受賞者が発表され、8月31日のソフトバンク戦(西武プリンスドーム)で放った森友哉の一打が選出された。
5-7の2点ビハインドで迎えた9回裏、浅村栄斗の適時二塁打で1点差に迫った2死一、二塁の場面。「なかなか、ポンポンとヒットを打てるような投手ではない」と讃える、ソフトバンクの守護神サファテの155キロ直球を左中間フェンス直撃に運ぶと、二塁走者に続き、一塁走者も還すことに成功した。
受賞会見の席で、改めて殊勲の一打を振り返った森は「僕自身、サヨナラ打を打ったのは初めて。すごく貴重な体験になりました。『三振か、ヒットを打てたらいいなぁ』ぐらいの気持ちで、特別背負いすぎず、むしろ気楽な気持ちで打席に立ちました。(サヨナラ打になった瞬間は)嬉しすぎて、何が起こったのかわからなかった」と、笑顔を見せた。
9月に入り、それまでほとんど起用のなかった、本職・捕手での出場が増えている。守備面において配球の勉強や技術向上が急ピッチで求められている中、打撃は打率.294、10本塁打と好成績を収めている。
「シーズンも残りわずかですが、引き続きチームに少しでも貢献できるように頑張って、少しでもファンの方々に喜んでいただければいいなと思います」
自他ともに理想像に描く『打てるキャッチャー』への期待は、膨らむばかりだ。
上岡真里江●文 text by Marie Kamioka