東伏見のスケートリンクにたくさんの人が詰めかける中行われた特別な試合である早慶戦。この伝統的な一戦に早稲田大学からは安藤美裕主将(教4=東京・早実 )、慶應義塾大学からは鈴木星佳がエキシビションに登場した。 笑顔で声援に応える安藤 黄色の衣…

東伏見のスケートリンクにたくさんの人が詰めかける中行われた特別な試合である早慶戦。この伝統的な一戦に早稲田大学からは安藤美裕主将(教4=東京・早実 )、慶應義塾大学からは鈴木星佳がエキシビションに登場した。


笑顔で声援に応える安藤

黄色の衣装に身を包み、スケート部の部員とハイタッチをして、リンク中央へ。曲が始まるとリズム良く滑り始めた。「盛り上がれる曲が応援になるし、1番良いかなって思って」。この言葉の通り、曲に合わせて会場に手拍子が鳴る。長い手足を生かした、ダイナミックな演技は、会場を巻き込んでいく。「実は、高3の文化祭の時にクラスの演劇で使った曲だったんです」。思い出の詰まった曲に合わせて、リンクをいっぱいに使い、観客側に指をさすような振り付けで観客の声援に応えていく。ライトを浴びながらスケートをする姿はキラキラと輝いていた。演技が終わると、会場は温かい拍手に包まれた。エキシビションとしてのプログラムの披露に、「自分の中では1番良い笑顔で演技できて、楽しかったです。」と語った。その笑顔の演技に続くように、この後、アイスホッケーの現役戦では、慶應を相手に3-0で勝利を収めた。

「交流戦で調整がうまくいってないってお話ししたと思うのですが、やっと靴が慣れてきて」。今回の演技でもアクセルジャンプを見せるなど、調子の良さを見せた。次の試合は、バレンタインカップ。選手として最後の演技となる。今回の演技のように最高の笑顔で終わることができるように、期待したい。

(記事 岡すなを、写真 犬飼朋花)

コメント

安藤美裕(教4=東京・早実 )

――いつもと違う雰囲気での演技はどうでしたか

たくさんの方に見られているというのは、とても緊張したことなのですが、アイスホッケーの選手の皆さんと、部員のみんなと、慶応の皆さんと楽しく盛り上がれて、そこで気持ちがあがって、自分の中では1番良い笑顔で演技できて、楽しかったです。

――声援すごかったですよね

本当ですか。途中から酸欠で何も聞こえなかった。私は何か応援されてるのかなって。

――黄色の衣装がすごく印象的でしたが

この衣装は、ギリギリでお願いしてしまって、作ってくださる方が「Footloose」の曲のイメージに合わせてデザインを考えてくれて、この黄色にしようとなりました。

――このプログラムを選んだ理由はありますか

1年生の頃にもエキシビションに出させていただいて「You Can’t Stop The Beat」という曲を使わせてもらったんですけど、その時に盛り上がれる曲が応援になるし、1番良いかなって思って。慶應のせいかちゃん上手い子なので私は飛ぶのではなく踊るしかないと思って。実は、高3の文化祭の時にクラスの演劇で使った曲だったんですけど、その思い出もあるというか、良い印象があって、この曲なら盛り上がれるかなって思って自分で選びました。

――バレンタインカップにむけてひとことお願いします

交流戦で調整がうまくいってないってお話ししたと思うのですが、やっと靴が慣れてきて、今日アクセルも飛んだのですが、調子が良くなってきたと思うので最後自分が満足して、スケートの選手として楽しかったねって言えて、終われるような満足できる演技ができるように調子をだんだんここから上げていきたいなと思います。