ATP(男子プロテニス協会)は1月13日、最新の世界ランキングを公表。右肘の手術から復帰を目指す錦織圭(日本/日清食品)は、前週から順位を1つ下げて17位となった。1月3日から12日まで男子テ…

ATP(男子プロテニス協会)は1月13日、最新の世界ランキングを公表。右肘の手術から復帰を目指す錦織圭(日本/日清食品)は、前週から順位を1つ下げて17位となった。

1月3日から12日まで男子テニスの国別対抗戦「ATPカップ」が行われたが、錦織は欠場のためポイントは前週と変わらず1,930ポイント。一方、ロシアのNo.2選手カレン・ハチャノフ(ロシア)は155ポイント獲得し、錦織を抜いて16位につけた。

「ATPカップ」で母国を初代優勝に導いたノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、665ポイント獲得。順位は2位で変わらなかったものの、1位ラファエル・ナダル(スペイン)との差を、前週の930ポイントから515ポイントに縮めた。

そのほかトップ10では、ダニール・メドベージェフ(ロシア)が5位から4位に、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)は10位から9位に上昇。

トップ20ではデニス・シャポバロフ(カナダ)が順位を1つ上げ、自己最高の13位を記録。また、前週行われた「ATP250 ドーハ」で、自身3個目のシングルスタイトルを獲得したアンドレイ・ルブレフ(ロシア)は18位に浮上し、初のトップ20入りを果たした。

そして日本人選手では、「ATPカップ」で日本のエースを務めた西岡良仁(日本/ミキハウス)が72位から71位に。

西岡は同大会で、自身よりランキング上位のパブロ・クエバス(ウルグアイ)、ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)を破る活躍を見せポイントを得た。

西岡と同じく「ATPカップ」に出場した添田豪(日本/GODAI)は、前週から40ポイント加算し、119位から110位に上昇。

そのほか、前回1月6日付けのランキングで約1年3ヶ月ぶりにトップ100に復帰した杉田祐一(日本/三菱電機)は、前週のATPツアー下部大会で準優勝し、順位を11上げて89位となった。

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【1月13日付最新ATPランキング】

順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1. ← (1)ラファエル・ナダル(スペイン) 10,235

2. ← (2)ノバク・ジョコビッチ(セルビア)  9,720

3. ← (3)ロジャー・フェデラー(スイス) 6,590

4. ↑ (5)ダニール・メドベージェフ(ロシア) 5,960

5. ↓ (4)ドミニク・ティーム(オーストリア) 5,890

6. ← (6)ステファノス・チチパス(ギリシャ) 5,375

7. ← (7)アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 3,345

8. ← (8)マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)  2,870

9. ↑ (10)ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン) 2,640

10. ↓ (9)ガエル・モンフィス(フランス) 2,565

11. ← (11)ダビド・ゴファン(ベルギー) 2,555

12. ← (12)ファビオ・フォニーニ(イタリア) 2,310

13. ↑ (14)デニス・シャポバロフ(カナダ) 2,200

14. ↓ (13)ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン) 2,130

15. ← (15)スタン・ワウリンカ(スイス) 2,045

16. ↑ (17)カレン・ハチャノフ(ロシア) 1,995

17. ↓ (16)錦織圭(日本/日清食品) 1,930

18. ↑ (23)アンドレイ・ルブレフ(ロシア) 1,799

19. ↑ (20)グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア) 1,772

20. ↓ (19)ジョン・イズナー(アメリカ)  1,770

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71. ↑ (72)西岡良仁(日本/ミキハウス) 792

89. ↑ (100)杉田祐一(日本/三菱電機) 608

93. ↓ (92)内山靖崇(日本/北日本物産) 594

109. ↓ (106)ダニエル太郎(日本/エイブル) 501

110. ↑ (119)添田豪(日本/GODAI) 501

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「全米オープン」での錦織

(Photo by Steven Ryan/Getty Images)