eBASEBALLのペナントレースが終了、ヤクルトは最終節で1.5ゲーム差をひっくり返して優勝した

「eBASEBALL プロリーグ」2019シーズン eペナントレース 最終5節が12日、フジテレビ内特設ステージで行われ、ヤクルトが大逆転優勝でセ・リーグを制した。前節終了時点ですでに首位・巨人がマジック2を点灯させていたが、最終節で1.5ゲーム差をひっくり返してトップでゴールテープを切った。

 一瞬も諦めなかった。開幕カードで巨人にいきなり3連敗。それでも「巨人、強いからな。最初に当たってよかった」と笑い飛ばした。最下位からのスタートにも「まず1つずつ、目の前の順位から」と焦ることなくコツコツと白星を重ね、e交流戦後節で2位に浮上。一度も首位に立つことはなかったが、粘り強くシーズンを戦い抜き、最後に栄冠を手にした。今後は18日から行われるeクライマックスシリーズで2位巨人、3位中日の勝者を迎え撃つことになる。主将の大川は「ジャイアンツはこのままで終わるチームではないし、ドラゴンズも勢いがある。どちらが来ても怖いが、僕らにはリーグ優勝した力がある。できることをやって、どちらが来ても自信を持って倒したい」と意気込んだ。

 ヤクルトの本拠地は本塁打の出やすい神宮球場。さらに所属選手にはバレンティン、村上、山田哲など本塁打を狙いやすい選手が揃い、この日も3試合を通じて2度の3者連続本塁打を含む8本塁打が飛び出した。中堅手には主に塩見を起用。塩見の走力と守備力の貢献度は高く「ダントツだった。リアルな野球だとレギュラーをつかみかけている選手だと思うが、パワプロでは外せない不動の選手」と代表選手たちもその能力を絶賛した。

 投げては「能力が高く、ヤクルトで1番強い」と選手たちが信頼を寄せる梅野を先発、中継ぎとフル回転で起用した。昨季68試合に登板した梅野には最速154キロの直球に加え「回復B」という特殊能力が備わり、スタミナの消耗を気にすることなく起用することが可能に。全21試合中、半分以上の試合で梅野が先発を託された。また、梅野の起用法や交代のタイミングをチーム内で徹底。共通認識を高めることで、梅野という“最強”の投手を活かしきった。

 主将の大川は昨季日本一になった西武でプレーし、ヤクルトに移籍した今季はチームを最下位から優勝に引き上げた“優勝請負人”だ。大川は「自分も含めてみんなで強くなろうという気持ちは忘れたことはない。4人でチームなので、みんなが強くなっていかないと日本一にはたどり着けない。全員2勝以上していてバランスのいいチームができたことが、僕は何よりも嬉しい」とチームの躍進に目を細めた。

 最終節を終えてAクラスのチームが出揃ったが、「どのチームを見ても一丸になっているところが勝っている。その中に自分がいるのは嬉しいですね。もちろん自分が入ったチームを日本一にするぞという気持ちはありますが、それを支えてくれているのはチームメート。そのことを忘れずに最後まで戦い抜きたい」と最高の仲間たちと頂点に立つことを誓っていた。(安藤かなみ / Kanami Ando)