男子テニス国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー/1月3日~1月12日/ハードコート)の決勝、スペイン対セルビア。第2試合で世界2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)を6-2、7-6(4)で下した。この試合で生まれた二人のあるスーパーラリーに、会場は大興奮となった。

第1試合でドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)がロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に5-7、1-6で敗れ、後がなくなったセルビア。第2試合で、「全豪オープン」を前にいきなり頂上決戦が実現した。

試合はナダルのサーブからスタート。ジョコビッチはその立ち上がりを攻め、第1ゲームでブレークを奪う。ジョコビッチはストローク戦で優位に立ち、度々ナダルの読みを外しショットを決める。第7ゲームでも再度ブレークに成功し、第1セットを奪った。

一方のナダルは苦しい展開。リターンの名手ながらジョコビッチの盤石なサーブを崩すことができず、第1セットのリターンゲームでは3ポイントしか奪えなかった。

第2セットになると、ナダルも調子を上げてくる。お互いキープして迎えた第6ゲームでジョコビッチは0-40のピンチに。しかしジョコビッチはここでウィナーを量産。ブレークを許さない。

ゲームカウント5-5でジョコビッチは15-40のチャンスを作る。するとここでスーパーラリーが生まれた。

ピンチのナダルは鋭いショットで果敢に攻める。ジョコビッチも持ち前のディフェンスで何度もしのぎ、ネットに出たナダルの足元へ上手く返球。しかしナダルはギリギリでボレー、しかも逆を突いた。逆を突かれたジョコビッチは尻もちをついてしまい、そのすぐ横にオンラインで球は落ちた。

このスーパーラリーに会場は大興奮。ジョコビッチも拍手を送るしかなかった。

そして両者エンジン全開の第2セットはタイブレークへ。一進一退となったがジョコビッチが勝ち取り、セルビアに1勝をもたらした。

これでスペイン対セルビアは1勝1敗に。優勝の行方はダブルスで決まることになった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPカップ」でのジョコビッチ

(Photo by Matt King/Getty Images)