テニス日本代表「ATPカップ」初戦完勝。スペイン、セルビアも白星スタート

4日、男子テニス国別対抗戦「ATPカップ」（オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー／1月3日～12日／ハードコート）の大会2日目。「グループB」の日本は初戦でウルグアイと対戦。第1試合で世界121位の添田豪（日本／GODAI）が勝利を…

4日、男子テニス国別対抗戦「ATPカップ」（オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー／1月3日～12日／ハードコート）の大会2日目。

「グループB」の日本は初戦でウルグアイと対戦。第1試合で世界121位の添田豪（日本／GODAI）が勝利を挙げると、続く第2試合では世界73位の西岡良仁（日本／ミキハウス）が相手にわずか1ゲームしか与えず圧勝し、日本は白星スタートを切った。添田と西岡の素晴らしい勝利で、最高のバトンを繋いだ日本代表。第3試合ダブルスでも、41歳のベテラン松井俊英（日本／ASIA PARTNERSHIP FUND）／マクラクラン勉（日本）がストレートで勝利し、3連勝と最高の滑り出しを見せた。

西岡は試合後自身のTwitterで「ATP CUP 対ウルグアイに3-0で勝利！年明け最初の試合チーム全員勝利スタートは嬉しいですね！日本の方が沢山応援に来て下さりありがとうございました！」と、喜びと感謝をつづった。

日本と同じ「グループB」。王者ラファエル・ナダル（スペイン）擁するスペインが、世界26位ニコラス・バシラシビリ（ジョージア）を擁するジョージアに快勝した。

昨年11月の国別対抗戦「デビスカップ」決勝ラウンドで優勝を飾った強豪国スペイン。世界9位ロベルト・バウティスタアグート（スペイン）が6-0、6-0のいわゆる「ダブルベーグル」で、ナダルが6-3、7-5のストレートでそれぞれ勝利。続くダブルスもストレート勝利を収め、新シーズンでもその強さを見せつけている。

また「グループA」では、世界2位ノバク・ジョコビッチ（セルビア）擁するセルビアが、ケビン・アンダーソン（南アフリカ）らのいる南アフリカを3試合全勝で下し白星スタートを切った。

第1試合は逆転でセルビアが勝利。そして第2試合はジョコビッチと、怪我から約半年ぶりにツアー復帰した世界91位アンダーソンが激突。2セットともタイブレークの接戦を演じた末、ジョコビッチが2時間19分で勝利した。

一方「グループE」では、世界4位ドミニク・ティーム（オーストリア）を擁するオーストリアが、初戦で世界28位ボルナ・チョリッチ（クロアチア）と世界39位マリン・チリッチ（クロアチア）を擁するクロアチアに3試合全敗を喫した。

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◆「ATPカップ」のフォーマット

2020年に新設された、24ヵ国が競い合う男子テニスの国別対抗戦「ATPカップ」。まず4ヶ国ずつ6組に分かれ、ブリスベン、パース、シドニーの3都市でグループステージを戦う。各国の対戦はシングルス2試合とダブルス1試合が行われ、先に2勝したチームの勝利。

そして、各組で1位となった6ヵ国と、各組2位の中で最も成績の良い2ヵ国の合計8ヵ国がシドニーで行われる決勝トーナメントに進出する。

【1月4日主な試合結果】

◆「ATPカップ」

グループリーグ「グループB」

日本(1勝) 3-0 ウルグアイ(1敗)

第1試合：No.2シングルス