ラファエル・ナダル(スペイン)とノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、過去10年間あらゆる種類のコートで世界一の座を賭けて激しく戦ってきた。開催が近づく「全豪オープン」(オーストラリア・メルボル…

ラファエル・ナダル(スペイン)とノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、過去10年間あらゆる種類のコートで世界一の座を賭けて激しく戦ってきた。開催が近づく「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~2月2日/ハードコート)では、彼らのライバル関係が新たな一幕を迎える。その予想ではジョコビッチが優勢だと、テニス関連ニュースサイトTennis Tonicが伝えている。

世界ランキング1位で2019年を終えたのは、「全米オープン」で素晴らしい優勝を果たした赤土の王者ナダルだった。頂点を争うナダルとジョコビッチは、新シーズンに照準を合わせるため、「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」に出場した。結果は、ナダルが決勝でステファノス・チチパス(ギリシャ)との3時間超の激闘を制して優勝。ジョコビッチは準決勝でチチパスに敗れたが、3位決定戦でカレン・ハチャノフ(ロシア)を破り3位となった。

同大会の後には、ナダルもジョコビッチも「ATPカップ」(オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー/1月3日~12日/ハードコート)でそれぞれの国の代表として戦う。さらに、ジョコビッチは「全豪オープン」の前週に行われる「ATP250 アデレード」(オーストラリア・アデレード/1月13日~18日/ハードコート)に出場することを表明し、ファンを驚かせた。

「全豪オープン」のオッズ

大手ブックメーカーbet365によると、世界ランキングではナダルが上だが、興味深いことにオッズの一番人気は世界ランキング2位のジョコビッチ(1.625倍)で、ナダルは2番人気(3.50倍)。そして、ロジャー・フェデラー(スイス)、ダニール・メドベージェフ(ロシア)、ステファノス・チチパス(ギリシャ)が続いている(いずれも10倍)。

※オッズは12月26日現在

(テニスデイリー編集部)

※写真はジョコビッチ(右:Photo by Clive Brunskill/Getty Images)とナダル(左:Photo by Giuseppe Maffia/NurPhoto via Getty Images)