男子テニス国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー/1月3日~1月12日/ハードコート)の大会2日目。グループAの初戦で、フランスがチリを下して白星スタートを切…

男子テニス国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー/1月3日~1月12日/ハードコート)の大会2日目。グループAの初戦で、フランスがチリを下して白星スタートを切った。フランスのエースであるガエル・モンフィス(フランス)は、まるで魔法のようなロブを決めるなどし、会場を大きく沸かせた。

第1試合は、世界24位ブノワ・ペール(フランス)がフルセットで逆転勝利し、大事な試合をものにしたフランス。そして第2試合では、世界10位のモンフィスが相手のエース・世界33位クリスチャン・ガリン(チリ)をストレートで下し、フランスの勝利を決めた。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、勝利したモンフィスは「今日は最高だった。彼(ガリン)は第2セットで調子が良かったと思う。本当に強かった」と喜びを表した。

ガリンとの第2セットでは、先にブレークを許したモンフィス。しかし、一時ゲームカウント1-4とされながらも追いつくと、コートを左右に走り回り、前に短く落とされたボールは絶妙なタッチでふわっと相手の頭上を抜き去るなど、らしさ全開の華麗なプレーで魅了した。

モンフィスは「シーズン前に軽い怪我をしたので、休まなければならなかった。でも、それから少し強くなって戻ってきたんだ。そして、ここでかなり多く打てたのは素晴らしいことだと思う」と話した。

モンフィスを擁するフランスは、大会4日目の第2戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア)擁するセルビアと対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPカップ」でのモンフィス

(Photo by Bradley Kanaris/Getty Images)