<写真・64ヤード独走TDを決めた三宅>試合後のコメント鳥内秀晃監督「こっちがミスとか反則しとったらあかんわ。そこをちゃんとやらな勝負にならへん。練習が甘かった。反省が多かったな。最後のTDは決めてほしかったけどしょうがない。ここまで来れた…


<写真・64ヤード独走TDを決めた三宅>

試合後のコメント

鳥内秀晃監督「こっちがミスとか反則しとったらあかんわ。そこをちゃんとやらな勝負にならへん。練習が甘かった。反省が多かったな。最後のTDは決めてほしかったけどしょうがない。ここまで来れたのは4年生じゃなくて下級生のおかげちゃうかな。4年生も徐々に変わっていったけど遅かった。もっとできたと思うわ。(今試合で28年間の監督生活を終え)早かった。やっと終わったわ。しんどいで。これから現場には立たへんけど、個人的に話とかは聞こうと思っている。ファイターズは永遠に期待され続けるチーム。ファンの期待に応えられるようにやっていってほしい。注目されている方が伸びるチャンスはある。まだまだみんなが上を目指してやっていってほしい」

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#52DL寺岡芳樹主将(経4)「負けて終わったし、気持ち良くはない。力の差は歴然だった。社会人チームのクオリティの高さ、個人能力、勝負どころの1対1の強さが顕著に出た試合。だが、4年生は後輩たちに何を残せるかをずっと考えてきて、最後にフィールドで自分たちの生き様を見せることができた。後輩には一緒に戦ってきてくれて感謝しかない。この1年間、言葉で思いを伝えられたのは数少ないかもしれない。けれど、これまでアメフトに懸けてきた行動が、少しでも後輩たちに伝わってくれていたらいい。きょう負けたこの悔しい気持ちを忘れずに、来年頑張ってほしい」

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#79OL村田健太副将(社4)「富士通は想定していたよりもずっと強かった。ディフェンスもオフェンスも準備してきたつもりだったが、完璧ではなかった。もっと突き詰めることができたと思う。しっかり準備をしないと自分たちの首を締めて、今回のように自滅することになると分かった。この1年ライスボウルまで来ることができて、結果が出たことは良かった。やってきたことは間違いではなかったが、まだまだできることがあったと思う。今までついて来てくれた後輩たちには感謝している。これからは自分たちに満足せず、常に攻めるフットボールでライスボウルで勝ってほしい」

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#51DL大竹泰生副将(商4)「正直富士通には歯が立たなかった。自分たちがやってきたことはこんなものだったのかと悲しい気持ちになった。ライスボウルという憧れの舞台に来ることができてうれしいが、やっぱり勝ちたかった思いが強い。この1年間は悔しい思いをたくさんしたが、立命大に勝ったときや甲子園ボウルで勝てたときなど、うれしい瞬間もあった。来年は今年を越えないと勝てない。後輩たちにはこの悔しさを忘れずに頑張っていってほしい」

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#45DB畑中皓貴副将(経4)「個人的にはけがで試合に出られない日々が続き、きょうにかける思いは強かったが、圧倒的な実力の差を感じた試合だった。社会人を相手に、攻めた作戦を立てていたが、自滅のようになってしまった場面もあった。自分たちが引退しても、ファイターズは続いていく。ライスボウルでの勝利は、後輩に託した」

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#81WR阿部拓朗副将(社4)「4年生としての姿を見せようと思い、挑んだ試合だった。結果的には下級生が頑張ってくれて、周りの人に支えられて4年間ここまでやってこられたということを感じた。鳥内監督には『4年間お疲れ』という言葉をかけてもらったが、勝利することができず申し訳ない。『どんな男になるねん』というのは、将来的にも大切なこと。社会に出てもこれを考えて行動していきたい」

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#21RB三宅昴輝(経3)「ライスボウルでTDを取ったことがなかったので、とてもうれしかった。序盤はオフェンスがなかなかドライブできず、自分が1発取らなければという気持ちが強くなった。社会人相手にTDを取れたことは自信になったと思う。だが、社会人は予想していたより強いし、速かった。技術が上だから、自分たちの小さなミスで試合が変わる。これからは、この経験を生かして練習をしていきたい」

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富士通に所属する関学卒業生のコメント

#47LB山岸明生(17年商卒)「自分は後輩たちに助けてもらってライスボウルに出られた過去があったので、ここまで勝ち上がってくる苦労も全部知っていた。自分のできることとしては、全力で相手にぶつかっていくこと。それが最大の敬意だと思ってプレーした。関学は1プレー1プレーの精度が高く、社会人に引けを取らない部分もあった。何よりプレーを絶対に通そうというがむしゃらさが社会人にはないところだと思った。(後輩へ向けて)大学4年間という限られた時間しかない。どうしてファイターズに入ったのか、ファイターズで何がしたいのかを常に考えて、後悔のないように過ごしてほしい」

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#85WR松井理己(19年経卒)「試合前は後輩たちを相手にどこまで本気で戦っていいのか戸惑いもあったが、FIGHT ONを外から聞いて、関学の本気度がすごく伝わった。試合では、敵と味方でお互いに一生懸命プレーできた。(学生と社会人のレベル差が物議を醸しているが)高校の時から、関学がライスボウルで社会人を相手に競った試合をする姿を見て、学生でもここまでやれるんだと感動していた。自信を持ってやり切れば、今でも社会人を相手に勝負できると思う。どう意識を変えるかが大事。この1年間やり切ったことを、来年にも生かしてほしい」