元阪神の守護神で、今季からカージナルスでプレーする呉昇桓投手の来季契約が自動更新されることになった。地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリク・ゴールド記者がツイッターで伝えている。■2017年の契約は球団が選択権を持つが、条件ク…

元阪神の守護神で、今季からカージナルスでプレーする呉昇桓投手の来季契約が自動更新されることになった。地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリク・ゴールド記者がツイッターで伝えている。

■2017年の契約は球団が選択権を持つが、条件クリアで保証される付帯条項あり

 元阪神の守護神で、今季からカージナルスでプレーする呉昇桓投手の来季契約が自動更新されることになった。地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリク・ゴールド記者がツイッターで伝えている。

 “石直球”はメジャーでも健在だった。今季開幕時は中継ぎ要員の1人だったが、カージナルスは守護神ローゼンタルら負傷者が続出。着実に結果を残し続けた呉がクローザーに抜擢された。7月2日(日本時間3日)ブルワーズ戦で初セーブを記録して以来、“ラストボス”として9回に君臨。9月9日(同10日)ブルワーズ戦で17セーブ目を挙げている。

 昨オフにカージナルスと結んだ契約は、今季2016年の1年250万ドル(約2億5700万円)に加え、2017年は1年275万ドル(約2億8200万円)のオプションがついたものだった。2017年のオプション契約は基本的には球団が選択権を持つが、呉が2016年に30試合を締めくくったら保証されるという条項付き。17セーブ目を挙げた9日(同10日)の登板で、今季呉が締めくくった試合が30試合に達したため、来季契約が自動更新されることになった。

 2014年から阪神で過ごした2シーズンでは通算80セーブを挙げた右腕。今季はこれまで70試合に登板し、4勝3敗、17セーブ、防御率1.87の好成績。シーズン途中からの守護神襲なながら、チームから寄せられる信頼は日に日に増している。