「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)が第10シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-3 4-6 6-4…

 「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)が第10シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-3 4-6 6-4で破り、2度目のグランドスラム制覇を果たした。試合時間は2時間7分。

 この結果でケルバーは、プリスコバとの対戦成績を5勝3敗とした。前哨戦のシンシナティ(WTAプレミア5/ハードコート)では決勝で対戦し、プリスコバが6-3 6-1で勝っていた。グランドスラムでは今回が初対戦だった。

 今シーズンは1月の全豪オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の決勝で世界ナンバーワンのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を6-4 3-6 6-4で下してグランドスラム初制覇を果たしたケルバー。全米オープンには8年連続9度目の出場で、2011年の準決勝進出がこれまでの最高成績だった。昨年は3回戦で、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に5-7 6-2 4-6で敗れていた。

 全米オープンには4年連続出場となる24歳のプリスコバ。WTAツアー通算6勝を挙げ、昨年の8月には世界ランク自己最高の7位を記録していたが、グランドスラムでは3度の3回戦進出がこれまでの最高成績だった。今大会では4回戦で第6シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を4-6 6-4 7-6(3)で、準決勝では第1シードのセレナを6-2 7-6(5)で破るなどして勝ち上がっていた。

 ケルバーはセレナが準決勝で敗れた時点で次週発表される世界ランクでナンバーワンになることが確定しており、優勝で花を添えた。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)