プロ野球は10日、各地で5試合が行われた。広島は巨人を6-4で下し、25年ぶり7度目のリーグ優勝を決めた。■広島鈴木2発、DeNA山口完封、ソフトバンク3連敗、西武“おかわりアベック弾” プロ野球は10日、各地で5試合が行われた。広島は巨人…

プロ野球は10日、各地で5試合が行われた。広島は巨人を6-4で下し、25年ぶり7度目のリーグ優勝を決めた。

■広島鈴木2発、DeNA山口完封、ソフトバンク3連敗、西武“おかわりアベック弾”

 プロ野球は10日、各地で5試合が行われた。広島は巨人を6-4で下し、25年ぶり7度目のリーグ優勝を決めた。2点を追う3回1死一塁、菊池の内野ゴロを坂本がエラー。右中間へボールが転がる間に田中が生還した。1点差の4回には鈴木の同点25号ソロ、松山の勝ち越し10号ソロで逆転。5回に鈴木のプロ初の2打席連続となる26号2ラン、8回に一塁・阿部のエラーの間に1点を追加した。先発の黒田は初回に坂本の先制22号2ランを浴びたものの、6回6安打3失点で9勝目。今村、ジャクソンとつなぎ、守護神・中崎は33セーブ目を挙げて胴上げ投手となった。巨人は3失策と守備が乱れ、連勝が4でストップ。先発のマイコラスは5回3被弾を含む5安打5失点で2敗目を喫した。

 ヤクルトは阪神に9-1で大勝。山田が今季初の1試合3本塁打をマークした。初回に逆転36号3ラン、3回に2打席連続となる37号ソロ、7回に38号ソロを放った。1試合3発は昨年8月22日の中日戦(神宮)以来、自身2度目。初の本塁打王に輝いた昨季の38本塁打に並び、リーグトップのDeNA筒香に1本差に迫った。先発の杉浦は5回5安打1失点で3勝目。阪神は能見が6回4失点で11敗目。打線も4回以降1安打に抑えられ、4連敗となった。

 DeNAは中日に1-0で今季12度目の完封勝ち。13勝10敗1分けで2年ぶりの年間カード勝ち越しを決めた。先発の山口が8回7安打無失点。3回2死のロペスの25号ソロによる1点を守りきり、自身4連勝。自己最多を更新する11勝目を挙げた。中日はDeNAの6安打を上回る7安打も今季11度目の完封負け。バルデスは7回1失点も6敗目。チームは今季8度目の4連敗となった。

 パ・リーグでは、首位・日本ハムが楽天に7-4で打ち勝ち、2位・ソフトバンクと1.5ゲーム差に広げた。3番・大谷が1点リードの3回無死二塁で右越え21号2ランを放つと、6回2死一塁ではバックスクリーンへ22号2ラン。今季2度目、自身3度目の1試合2本塁打で4打点を挙げた。3番手バースが2回無失点で7勝目。チームは2引き分けを挟み今季8度目の3連勝。5カードぶりのカード勝ち越しを決めた。楽天は今季8度目の3連敗で、2カードぶりの負け越し。安楽 は5回5失点で5敗目。コボスタ宮城では4連敗となった。

 ソフトバンクは西武に2-5で敗れて3連敗。首位・日本ハムが楽天に勝ったため、1.5ゲーム差に広がった。先発の千賀が5回7安打で今季ワーストタイ5失点。2敗目(12勝)を喫した。打線は3回に福田が3号ソロを放つなど10安打を放ったものの、2点止まり。ここ6試合で1勝5敗と失速している。西武は山川が2回に2試合連続となる11号ソロを放つと、3点リードの9回に中村が21号2ラン。“おかわりアベック弾”をマークした。先発のウルフは古巣相手に6回8安打2失点で3勝目を挙げた。

【セ・リーグ】
◇巨人 4-6 広島(東京ドーム)
勝 黒田(9勝8敗)
敗 マイコラス(3勝2敗)
S 中崎(3勝4敗33セーブ)
HR【巨】坂本22号【広】鈴木25、26号、松山10号

◇ヤクルト 9-1 阪神(神宮)
勝 杉浦(3勝2敗)
敗 能見(8勝11敗)
HR【ヤ】山田36、37、38号

◇中日 0-1 DeNA(ナゴヤドーム)
勝 山口(11勝5敗)
敗 バルデス(6勝6敗)
S 山崎康(2勝5敗29セーブ)
HR【D】ロペス25号

【パ・リーグ】
◇楽天 4-7 日本ハム(Koboスタ宮城)
勝 バース(7勝8敗)
敗 安楽(1勝5敗)
S 吉川(7勝5敗1セーブ)
HR【楽】岡島5号、ペゲーロ7号【日】大谷21、22号

◇ソフトバンク 2-7 西武(ヤフオクドーム)
勝 ウルフ(3勝0敗)
敗 千賀(12勝2敗)
HR【ソ】福田3号【西】山川11号、中村21号