第27回全日本大学女子サッカー選手権大会 2回戦12月26日(木) 三木総合防災公園第1球技場東洋大6ー0札幌大<得点者>41分 大島47分 大内68分 大内78分 オウンゴール84分 出来村86分 北川<出場メンバー>▽GK今井佑香(食1…

第27回全日本大学女子サッカー選手権大会 2回戦

12月26日(木) 三木総合防災公園第1球技場


東洋大6ー0札幌大


<得点者>

41分 大島

47分 大内

68分 大内

78分 オウンゴール

84分 出来村

86分 北川


<出場メンバー>

▽GK

今井佑香(食1=常盤木学園)

▽DF

久保真理子(食3=浦和LY)

山幡あや(食4=常盤木学園)

出来村亜美(食2=飛鳥)

▽MF

鈴木陽菜(食1=JFAアカデミー福島)

林みのり(食2=大商学園)

常田麻友(食3=大商学園)→63分 北川愛莉(食1=常盤木学園)

山本麻裕(食1=ちふれユース)→45分 澁澤光(食2=常盤木学園)

大島彩香(食4=久喜)→72分 佐々木葵(食2=花咲徳栄)

▽FW

大内梨央(食3=常葉学園橘)→82分 中原藍(食2=神村学園)

塩谷瑠南(食2=前橋育英)→45分 牛久保鈴子(食2=作陽)



先制点を挙げチームに勢いをもたらした大島


2ゴールを挙げる活躍をみせた大内


1ゴールを挙げ2得点にもからむ活躍をみせた出来村



12月24日、全日本大学女子サッカー選手権大会(以下、インカレ)が開幕した。26日の2回戦からの出場となった東洋大は初戦、札幌大と対戦。大内の2得点を含む計6点を奪い3回戦へ駒を進めた。


前半は全国大会初戦への緊張からか固い雰囲気が見られた。少しずつ緊張をほぐしていき、右サイドの出来村を起点に攻撃を組み立て徐々に支配権を握っていく。途中常田麻がゴール前にあげたクロスに大内が反応、そのバックパスを受けた牛久保がシュートを狙うシーンもあったがなかなか点には至らない。試合を動かせないまま時間が過ぎていったが40分ついに転機が訪れる。右サイドにいた出来村がゴール前にクロスを供給、ボールは一度ゴール前の混戦に飲み込まれるもこぼれ球を大島が右足で振り抜き1-0とした。


後半も終始東洋が優勢で試合が進む。48分、69分と立て続けに大内が得点、また79分にはオウンゴールを誘い一気にスコアを4-0とする。その後も勢いは止まらず、85分には中間でボールを受けた牛久保が空いている右サイドに上がってきた出来村にパスし、そのままドリブルからシュート。直後86分にも左の佐々木の浮き球を北川がワンタッチで押し込み6-0に。圧倒的な強さを見せつけて初戦を終えた。


次節は関西地区の強豪である大体大が相手。なんとしてもここを勝ち抜きベスト4進出へ。東洋なでしこたちが目指すのは西が丘のみだ。

 


◾️コメント

・戸田監督

インカレ初戦ということで最初固さも見られた前半だったが、1点取って前半を終えられたということでチームに落ち着きを与えられたゲーム展開になったのでよかった。後半は大内の2点目のヘディングシュートが入った時点でチームに活気が与えられて、後は選手5人を使って理想的な試合展開にできたと思う。(ゲームプランは)相手が4-4-2で中を固めてくるというのがあったので、相手の空いているサイドスペースを有効的に使っていこうということは選手たちに練習から伝えてきた。その中で大島や出耒村らが積極的にそのスペースを使ってくれたので、とても予想通りの試合展開ができた。その中で前半途中くらいまで相手が守りやすい状況もあったので、久保にボランチのような役割を与えてそこで相手のプレッシャーをはがして中を使っていくという形に変えた結果シュートが入っていいシーンができたと思う。(課題点は)前半の得点が入るまでのところが課題だと思う。自分もサッカー選手をしていた経験から思うことだが、下馬評というかやる前に「間違いなく勝てるでしょ」という試合ほど難しいものはないので、そこを自分たちが常にチャレンジャーなんだという気持ちで試合に臨んでいくことが次に向けた課題なのかなと思う。(次節に向け)非常に歴史も伝統もあるチームなので、自分たちはチャレンジャーという気持ちでチーム一丸となって戦うことがまず一つ。もう一つは体の疲れと心の疲れを1日でも早く取って行く事をスタッフ一同でやっていこうと思う。


・大島(食4=久喜)

(今日の試合を振り返って)初戦ということもあってチームの雰囲気は良かったが難しいところもあった。前半攻めている時間が続いたが得点が決まらず焦りはなかったが点が取りたくて前半にとりあえず1点が取れて折り返せたからよかった。(得点シーンを振り返って)いい形で右サイドでボールが入って、そしてクロスがきて、自分が決めるつもりで中に入ってはいたがこぼれる可能性も考えて準備していたら本当にきてあとは相手の逆をとって決めたって感じだった。(相手校に関して)守備がかたくてコンパクトで自分たちのやることはこれだという1つの意志があってそれを全員でやり通すという覚悟があって、崩すのが結構大変だった。(次戦に向けての意気込み)トーナメントで負ければ終わりの試合なので次勝てれば西が丘に戻れるのでなんとしてでも全員で戦って勝って戻りたい。


・大内(食3=常葉学園橘)

今日は前半の入り方というか相手を見た上で、シュートチャンスはあったがやっぱり最後を決めることができなかったのが前半落ち着かせられない原因だったの思うので。それ以外ビルドアップとか自分たちのできることはできていたと思うので、前半の入り方、1点まず決めるということが次の試合の課題になった。(けが明けの自身の状況は)1個前に肩の手術もして足首もやって今年はすごい散々だった。でももう今インカレに向けてリハビリもしてきたし、今はもう絶好調な体の状況だったので、本当にけがのことは何も考えずに100%で臨んだ。(シュートシーンは)クロスチャンスが前半もあったが、ボールに向かっていくシュチュエーションが少なかったのでそのタイミングの部分で1点目はすごく良かったなと思う。(次節へ向けて)次の試合は大阪体育大学で何人か顔も知ってる選手もいるが、まずは相手の特徴を分析してあとはもう自分たちのやってきたことを出すだけだと思うので、そこは自分たちを信じて、自分はまず得点を決めることを目標に。絶対勝ちます。


・出来村(食2=飛鳥)

今日は相手が前半引いてきたがその中でも自分たちのチャンスがあった中で前半は決めきれなかった。前半終わる前に1点取れたのが良かった。(得点シーンを振り返って)りん(牛久保)からいいボールが来たのでゴールしか見てなかったので入って良かった。(実質2アシストと得点以外での貢献も光ったが)1点目は真理子(久保)さんからいいボール来て合わせるだけだったので彩香さん(大島)が決めてくれて良かった。2点目は麻友(常田)さんからあげるだけのボールが来て理央(大内)さんが決めてくれたのでみんなに救われた形だったと思う。(引いてくる相手への対策は)引きつけて引きつけて背後を取るというのがミーティングでもあった。背後を取れた回数は多かったので想定通りだったと思う。(次戦に向けて)次は全然上の相手だと思うので引き締めて明日の練習もいい準備して勝てるように頑張りたい。


TEXT=渡部穂乃花 PHOTO=谷口奏生、牧田のどか、廣瀬璃子、友寄慈温


[次戦試合予定]

第28回全日本大学女子サッカー選手権大会

準々決勝 12月28日(土)vs 大体大

みきぼうパークひょうご第2球技場にて 11:00キックオフ