レンジャーズのダルビッシュ有投手が9日(日本時間10日)、敵地でのエンゼルス戦に先発し、6回2/3を3安打9奪三振1四球1失点(自責1)の快投を見せたが、勝敗はつかなかった。■1-0の7回に同点とされ降板、8回に勝ち越したチームは連敗止める…

レンジャーズのダルビッシュ有投手が9日(日本時間10日)、敵地でのエンゼルス戦に先発し、6回2/3を3安打9奪三振1四球1失点(自責1)の快投を見せたが、勝敗はつかなかった。

■1-0の7回に同点とされ降板、8回に勝ち越したチームは連敗止める

 レンジャーズのダルビッシュ有投手が9日(日本時間10日)、敵地でのエンゼルス戦に先発し、6回2/3を3安打9奪三振1四球1失点(自責1)の快投を見せたが、勝敗はつかなかった。チームは8回にベルトレの27号ソロで勝ち越し、2-1で勝利した。

 初回から快調に飛ばした。先頭エスコバルに四球を与えたが、後続3人を仕留めると、2回と3回は連続で3者凡退。4回先頭カルフーンに中前打を許すまで、9者連続凡退とした。4回と5回は走者を背負うが、力強い速球とキレのあるスライダーを武器に危なげない投球。6回は2死から3番トラウトを、この日最速97マイル(約156キロ)の速球で2度目の見逃し三振。エンゼルス打線を圧倒した。

 両軍ともに点を奪えず、均衡が保たれていた試合だが、レンジャーズが7回にアンドラスの二塁打で貴重な1点を先制することに成功した。1点リードをもらった7回裏、マウンドに戻ったダルビッシュは、1死からクロンに死球。2死一塁から盗塁を許して得点圏に走者を進めると、次打者シモンズに右中間を破る三塁打を浴びて同点とされたところで、95球(61ストライク)で降板した。防御率は3.28。

 前回4日(同5日)アストロズ戦では4回5失点と冴えなかったが、この日は完全復調をアピール。今季9度目となるクオリティスタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)を達したものの、6勝目には届かなかった。

 主砲ベルトレの一発で連敗を止めたチームは、ア・リーグ西地区優勝に向けて一歩前進した。