文=佐保めぐみ 写真=野口岳彦

「思い切って力強くプレーをしようと決めました」

ウインターカップ3日目。聖カタリナ学園(愛媛)は3回戦で東京成徳大学(開催地)対戦し、2桁のビハインドから逆転し、67-61で勝利した。

第1クォーターではU16代表経験のある聖カタリナの池松美波がドライブで果敢に攻めていたが、第2クォーターになると東京成徳の隙のないスイッチディフェンスによって封じられる。さらに少しでもボールを止めてしまえばダブルチームで抑えられ、リズムがつかめない。対して東京成徳は激しいディフェンスからペースをつかみ徐々にリードを広げる。

それでも第3クォーター終盤で聖カタリナが3ポイントシュート攻勢で追い上げ、最終クォーター開始2分半に逆転。その後は拮抗した戦いが続くが、前半はリバウンドや球際で圧倒されていた聖カタリナが意地を見せる。

アウトオブバウンズになりそうなボールを最後まで追いかけ、味方の3ポイントシュートへと繋げた。リバウンドでも一人に任せるのではなく、全員でボールに絡みにいくことでマイボールに。

その後も残り2分を切ったところで3ポイントシュートを決めきり、61-56と突き放す。最後の1秒まで油断ができないゲームとなったが、聖カタリナが67-61で見事勝利した。

この試合で16得点10アシストを記録した聖カタリナのキャプテン、池松は「前半に相手のリバウンドとか圧力に負けて上手くいかなかったから、リバウンドやルーズという泥臭いところからやろうと話して後半に挑みました」と、チームでの約束事をしっかりと遂行して、勝利をもぎ取った。

一時は2桁のビハインドを背負ったが「点差どうこうよりも、自分たちが上手くいかない時に練習の時でも楽しくやろうって話していて、今まではダメな時に下を向くことが多かったけど、今日は思い切って力強くプレーをしようと決めました」と、気持ちの部分で吹っ切れたことで外角シュートも躊躇せずに打つことができたという。

そして逆転できた要因は「気持ちの面で勝ちきれたことです」と笑顔で語った。後半にチーム全員が気持ちをしっかりと切り替えて勝利した聖カタリナは、これでベスト8へ駒を進めた。