[記事提供:一般社団法人体力メンテナンス協会(http://www.pca-tairyoku.or.jp/)] 「最近の子ってすぐ疲れたっていうよね。体力ないよなー。」自分自身の子ども時代と比べ、子ども達の体力不足を感じている方が…

[記事提供:一般社団法人体力メンテナンス協会(http://www.pca-tairyoku.or.jp/)]


「最近の子ってすぐ疲れたっていうよね。体力ないよなー。」

自分自身の子ども時代と比べ、子ども達の体力不足を感じている方が多いのではないでしょうか?

今回は、現代の子ども達に起きている体力不足の現状とその対処法などをご紹介致します。

現代の子ども達の体格と体力



素晴らしい技術の発展により、私たちの暮らす日本は日々豊かで便利な環境になっています。

そんな環境そしてそれに伴うライフスタイルの変化に伴い、子ども達の体格や体力が30代位の親世代と比べ変わってきているようです。

文部科学省が行なう50m走やソフトボール投げといった体力テストを集計した「体力・運動調査」によると、例えば11歳男子のソフトボール投げの場合 6.8m 子世代が親世代を下回っているなど、ほとんどのテスト項目において子ども世代が親世代を下回る結果が出ています。

それに対し、身長 体重など子どもの体格はどうでしょうか?

こちらは文部科学省が毎年実施している「学校保健統計調査」によると、先ほどと同じく11歳男子の場合 平均身長で1.9cm 子世代が親世代を上回っているというように身長も体重も親の世代を上回っています。

つまり現代の子ども達は親世代と比べ体格は向上しています。

体格が向上すれば共に体力も向上しそうなものですが、残念ながら現状は体格向上に反し、体力低下が起きているという状況です。

・今すぐ読みたい→
【スポーツメンタル】親子でのメンタル面の関わり方について(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/mental-aspect-of-parent-child-relationship/)

体力とは


そもそも体力とは、人間のあらゆる活動の源。

健康な生活を送るうえでも、また物事に取り組む意欲や気力といった精神面の充実にも深く関わっています。

人の健全な発達・成長を支え、より豊かで充実した生活を送るために必要不可欠な基礎となるものです。

その体力が低下しているということは、子ども達にどういった影響が起こるのでしょうか?

子ども達と未来

体力不足のまま子ども達が成長していくとどんな未来が待ち受けているのでしょうか?

長寿高齢社会と言われる日本。

今は60代〜70代になっても現役でお仕事をされたり旅行など楽しまれるアクティブシニアの方も多くいらっしゃいますが、生涯における体力のピークを低い水準で迎えてしまう子ども達の未来はどうなるでしょうか?


生活習慣病やがんなどの罹患率増加やストレスに対する抵抗力の低下も懸念されますし、体力が足りず気力も湧かないといった状況が続けば、ニートや引きこもりなど 生活の活力がなくなってしまうことにも繋がってしまいます。

それだけではありません。

子ども達は日本や世界の未来を担う存在。

つまり、将来的な国民全体の体力低下や社会全体の活力が失われてしまうという事態にまで発展してしまうことも考えられるのです。

子どもの体力低下の背景


なぜ 現代の子ども達の体力は低下してしまったのでしょうか?

生活が便利になり体を動かす機会が減ってしまった。というライフスタイルの変化と共に3つの「間」と言われる原因があると言われています。

1つ目は「空間」
子ども達がおもいっきり体を動かし走り回って遊べる空き地のような環境が、地域環境の都会化と子ども達を狙った犯罪などを理由に失われています。

2つ目は「時間」
塾や習い事などで大人以上の過密スケジュールで毎日を過ごす子どもが増えているようです。
遊びぶための時間がなかなか取れないのが現状のようです。

3つ目 最後は「仲間」
少子化社会や忙しいスケジュールの子どもが増えたことにより、自然に集まり暗くなるまで遊ぶという機会が起こりづらくなっています。
そしてようやく確保できた遊びの時間も室内でゲームして終わってしまう。という子どもが増えています。

子ども達の体力アップのために!!!

体力不足が心配される子ども達
子ども達の体力不足を解消していくにはどうしたらいいでしょうか?

オススメの方法を2つご紹介致します。

1つ目は、日常的にカラダを使う習慣を身につける。

ちょっと近いところへのお出かけやお買い物での移動など、車やエスカレーターなど使っていませんか?


この日常的な動作の中で運動に変えられる機会を見つけ、運動量を増やしてみましょう!

子どもと一緒に歩いてみる。
荷物を子どもに持たせる。
階段を使う。などなど

歩くことや階段を登るといった動作は基礎体力作りになります。

お休みの日もお散歩やハイキング、かけっこやボール遊びを積極的に取り入れ、カラダをたくさん動かして過ごす習慣をつけてあげましょう!

そして2つ目。

子ども達に今 必要なのはカラダを動かし心身共に健やかに育める「生きる力」をつける環境が身近にあること。

体力気力を養い、筋力や体幹 必要な体作りが行えるだけではなく、やる気や意欲といった気力も自然と湧いてくるような環境を子ども達に提供してみましょう!

全国各地のバランスボールインストラクターがキッズ向けのバランスボールレッスンを開催しています。


子ども達がバランスボールの有酸素運動を取り入れるとこんな効果が望めます。

・姿勢の改善
・骨の成長促進
・筋力・体力・体幹アップ
・成長ホルモンの生成を促す
・質の良い睡眠をもたらす
・集中力アップ
・心の落ち着き
・歯列調整
・顔の美しさ
・リズム感アップ など

また集団でのレッスンを経験することにより、仲間とのコミュニケーションといった社会適応力の発達やもっと上手になりたい!といった意欲的な心の育成など、体だけではなく心の成長にも繫がり、「生きる力」基礎力を育みます。

バランスボールのエクササイズは、「医療」と「レジャー」の間の存在として、子ども達の体と心に働きかけることができます。

最後に・・・

子ども達の体力不足に関する問題は、子育て中の親だけに限った問題ではありません。

子どもの体力低下は社会的にも悪影響をもたらし、間接的に医療費や税金などの負担が増えてくるなど全ての人に関わる問題です。

今だけではなく未来まで見据え、子ども達の未来 社会の未来のために身近な子ども達から働きかけていきましょう!

[記事提供:一般社団法人体力メンテナンス協会(http://www.pca-tairyoku.or.jp/)]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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【スポーツメンタル】親子でのメンタル面の関わり方について(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/mental-aspect-of-parent-child-relationship/)