米メディアが評価「浮き沈みはあったが、全体的には素晴らしかった」  2019年も残りわずかとなり、米メディア「ザ・スコア」が「2010年代に活躍した投手TOP20」を発表。長きに渡りドジャースのエースとして君臨したクレイトン・カーショー、今…

米メディアが評価「浮き沈みはあったが、全体的には素晴らしかった」

 2019年も残りわずかとなり、米メディア「ザ・スコア」が「2010年代に活躍した投手TOP20」を発表。長きに渡りドジャースのエースとして君臨したクレイトン・カーショー、今オフに投手史上最高額の契約金でヤンキースに移籍したゲリット・コールといった名だたるメンバーに加わり、カブスのダルビッシュ有投手が15位に選出された。

 記事は「ダルビッシュにとって2010年代は浮き沈みがあったが、全体的には素晴らしかった」と評価。「2012-14シーズンでは、奪三振率が先発投手の中でもトップであり、3年連続でオールスターに選出、毎年サイ・ヤング賞を争っていた」とレンジャース時代の活躍ぶりを紹介した。

 また、数々の三振に関する記録を持つダルビッシュを「2010年代最高の奪三振アーティストの1人」と絶賛した。ダルビッシュは2013年に最多奪三振のタイトルを獲得すると、今年8月27日のメッツ戦で日米通算2500奪三振と同時にメジャー史上3人目となる月間42奪三振1四球を達成。連続奪三振数8、連続2試合での奪三振数27も記録しており、いずれもカブスの球団記録となった。

 加えて、2015年にトミー・ジョン手術のリハビリにより出場機会が無かったこと、2018年は右腕の故障によりわずか8試合しか登板することができなかったことを列挙。「健康であれば、球界で最も多彩で脅威となる武器を持つ1人」と、ダルビッシュ本来の力を高く評価したことが今回の選出に繋がったようだ。

1位はカーショー、2位シャーザーで、バーランダーは3位に

以下がトップ20の投手。

1位 クレイトン・カーショー
2位 マックス・シャーザー
3位 ジャスティン・バーランダー
4位 クリス・セール
5位 ザック・グリンキー
6位 ジェイコブ・デグロム
7位 デビッド・プライス
8位 コーリー・クルーバー
9位 スティーブン・ストラスバーグ
10位 フェリックス・ヘルナンデス
11位 コール・ハメルズ
12位 マディソン・バムガーナー
13位 ゲリット・コール
14位 クレイグ・キンブレル
15位 ユウ・ダルビッシュ
16位 ケンリー・ジャンセン
17位 アダム・ウェインライト
18位 クリフ・リー
19位 アロルディス・チャップマン
20位 ジョン・レスター

 今季のダルビッシュは、前半13試合は制球に苦しみ、111奪三振防御率5.01と不振であったが、後半13試合は118奪三振、防御率2.76と復調した。今季は打撃の援護に恵まれず6勝に終わったが、来季は2桁勝利も狙えそうだ。なおカーショーは1位、コールは13位にランクインしている。(Full-Count編集部)