ーー 昨シーズンは長年のファンであるゴールデンステイト・ウォリアーズがNBA史上最多の73勝を達成。そして、クリーブランド・キャバリアーズが悲願の初優勝というドラマチックな結末が待っていました。 「プレーオフ、ファイナル……、もしかしたら今…

ーー 昨シーズンは長年のファンであるゴールデンステイト・ウォリアーズがNBA史上最多の73勝を達成。そして、クリーブランド・キャバリアーズが悲願の初優勝というドラマチックな結末が待っていました。

 

「プレーオフ、ファイナル……、もしかしたら今までで一番面白かったかもしれないです。ジョーダンの頃のブルズvs.ジャズ、あのLAST SHOTとか伝説的なシーンはたくさん見てきましたけど、特に西地区のウォリアーズvs.サンダー、いや、サンダーがスパーズを叩いた辺りからかな、すご過ぎました……。(長年ウォリアーズを応援してきましたけど)僕、ファン失格かもしれませんが、カンファレンスファイナルのGame6は”あっ、負けた”と思いましたもん。クレイ・トンプソンのアノ気迫のすごさは本当に泣きそうなになったなぁ。たまに気持ちが凌駕するプレーってあるじゃないですか?本当にあの時は気持ちの見えるプレーでしたね。不思議なもんで、ステフィン・カリーはそういうタイプじゃないんですよね、なんかフワ〜っとしているというか、天才的な宇宙人タイプだから(笑)。クレイの方が、ジョーダンとか、レジー・ミラーが持っている空気感というか、戦う雰囲気を持っているように感じるんですよね。あの時、絶対に一人だけ(クレイは)諦めていなかったと思うんです。だから、ウォリアーズファンも反省させられたというか(笑)。ごめんよクレイ……俺諦めていたよ、って。

 

ーー オフになり、現役最多4回の得点王ケビン・デュラントが電撃移籍!これは衝撃的でした…。

 

「そう、まさにファイナルの余韻がまだ残っているあの時期にね。まさか、直前に負けたチームにNBA界を代表するサンダーのエースが行くかね?物事にはやっていいことの限度があるんじゃないの?と(苦笑)。移籍の一報を受けた時はどん引きしちゃって、あの寡黙なキャラのデュラントが…。キャラとの不一致がひどすぎて相当驚きましたね。そしてウォリアーズは、それに伴ってベンチもほぼ入れ替え。いぶし銀のアンドレ・イグダーラを獲った時からフロントの有能っぷりは凄かったけど、若手のバーンズを放出してデュラントを獲っちゃったからね。(前任のマーク・ジャクソンHCを変えて)スティーブ・カーHCにした時も、最初はフロントの動きを信じてなかったけど、一昨シーズン優勝できたのはカーHCの采配だったからだと思うんで、本当に今のウォリアーズのフロントは有能だと思うんですよ。

今回の移籍はNBAのビジネス的やエンタメ的な要素も絡んで、これが落としどころだったんじゃないかなぁと。嫌な反比例を起こしちゃって、スターが一極集中しちゃったんだけど…、これは勝っても負けても格好悪いなぁって。本当にシーズン75勝(7敗)くらいしてくれないと納得できないですよね(笑)」

 

ーー 今回、RIZEがWOWOW NBAのイメージソングを担当されます。オファーがあった時の感想を聞かせてください。

 

「いやぁ、本当にありがとうございます!プロデューサーの方から言われてすぐに“マジですか、準備しておきます。かしこまりました”と」

 

ーー 即答だったんですね(笑)

 

「前回がBose兄さん(スチャダラパー)だったから淡い期待はしていたけど、キターって(笑)。NBAならやっぱり音楽性的にRIZEでしょ!って。で、すぐに着手して。ボーカルのJESSEもバスケがすごい好きで、バンドをやる前から幼馴染で、バスケ仲間で一緒にやってたんですよ。昔、渋谷に3on3のコートがあって、上がスポーツバーになってる店があったんですけど、そこに足繁く通ってましたね。だから直ぐにJESSEに”ヤバい、オファーきちゃったよ!デモテープ作ってるから今度聴いてよ”ってメールして(笑)。本当に分かりやすいところからNBAマニアがニヤリとするワードまで、一番いい感じで制作しました。ハイライト映像を見ながら作ってるんで、ハマりはバッチリだと思います(笑)。スチャダラパーさんのアーバン・ヒップホップの流れでRIZEがやらせてもらえるんだったら、西海岸仕込みのバンドサウンドでいこうって。」

 

-- イメージしたチーム、NBAの時代など、楽曲製作に影響している部分はありますか?

 

「そうですね、結構参考にしたのは、J・ウィルとかハイライト映えする、ヒューマンハイライトフィルム系のドミニクとかビンスとか。今だったらロブシティとかの映像を見ながら作ってて、バッチリ映像と曲が合うときに、“そうそう!こんな編集でお願いします”的な(笑)。イメトレしながら作ったので、相当格好良くなっていると思います。RIZEはちょうど20周年を迎える年で、夏を皮切りにまたライブをやり始めて、来年の冬くらいまで動きが活発になるんですけど、その1発目の曲が今回のタイアップ曲「ONE SHOT」だったので、本当に光栄ですよ。夢を実現しちゃった感じです。」

 

-- お話を聞いているとNBAファンも楽しめそうですが、RIZEファンにもたまらない楽曲ですね。

 

「それは絶対ですね。RIZEが好きだったら絶対に好きになると思いますよ。そうそう!これだよ!みたいな。RIZEの音楽をアップデートしています。奇をてらったことはせず、シンプルにかっこいいビートとリフとがあって、かっこいいラップがあって、メロディもあって。で、今回に関してはバスケが好きだっていうのがあって(笑)。ハイライト映像をよりカッコ良くできるようにね。

やっぱりNBAってストリートカルチャーと密接じゃないですか!だから僕らにもその影響はとってもあって。もちろんヒップホップカルチャーもそうだし、スケートカルチャーやファッションとか髪型しかりですけど、そういう意味でも絶対にハマりは良いので。」

ーー ハイライト映像とのマッチも楽しみですね。この新曲「ONE SHOT」をきっかけにNBAを楽しんでくれる人が増えると嬉しいですね。

 

「そうですよねぇ、本当にみんなにもWOWOWでNBAを見て欲しいです」

 

ーー では最後に、金子さん的なNBAの見どころを教えてください。

 

「まずNBAを見始めたばかりの方には、優勝候補のキャバリアーズ、ウォリアーズ、スパーズの3チームがオススメかな。なかでもウォリアーズは、プレステのゲームでも”こんな可笑しなトレードはしないだろ”というような、常軌を逸したような補強をしました。野球で言えば、他のチームのエースや4番が巨人に入っちゃうような感じですね。日本シリーズで凄い良い試合をやって、来年こそは頼むぞ!って思っていたら、巨人に移籍しちゃったよ!みたいな。全盛期の掛布が巨人入りしちゃったよ的な感じですかね。こんなに凄すぎるメンバーが揃っているチームは、なかなか過去にも誕生していない。レイカーズが2回ほどBIG4体制になったんですけど、チームとしてうまく機能したことがない。だから、もし上手くいったら間違いなく歴史上一番強いチームになると思うんです。逆にこのメンバーが揃っているんだから、そうならないと困るというか、そうじゃないと駄目だよと、みんなが考えていると思うんです。見始める入り口としては、ウォリアーズが最高だと思います。得点王でMVPのステフィン・カリーもいますから。

いぶし銀のスパーズはダンカンが引退したんですけど、監督が残っているし、BIG3のうちパーカー、ジノビリも残っている。若手もいて、補強も完璧で、充実度でいったら去年よりも上ですね。そして、キャバリアーズはレブロン・ジェームズ。彼が監督も選手もGMもやっちゃてる感じ(笑)。

一歴代最強のレブロンがいるキャバリアーズを応援するか、とんでもないのが5人揃っちゃったウォリアーズか、激渋のスパーズか、その3チームを見てもらえれば絶対に面白いと思います。今年は地殻変動が起こっちゃったので、昨シーズンまでの勢力図が全く通用しなくなっている。選手名鑑が全く意味を成さないような感じですね(笑)。、」

 

 

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10/26(水)午前8:45~開幕戦2試合連続生中継! [無料放送/WOWOWプライム]

第1試合「ニックスvsキャバリアーズ」ゲスト:田中圭

第2試合「スパーズvsウォリアーズ」ゲスト:金子ノブアキ

*20周年を迎えたRIZEがWOWOWのために書き下ろした新曲「ONE SHOT」もNBA映像と合わせて紹介。

*100名様に当たる“NBA感謝ウィーク!超絶プレゼント第1弾”も乞うご期待!

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