12月25日から北海道釧路市で第92回日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が行われます。そこで、インカレ直前特集と題してスポトウが選出したチームのキーマンたちにインタビューを行いました。今回は、GK水田勇輝…

   1225日から北海道釧路市で第92回日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が行われます。そこで、インカレ直前特集と題してスポトウが選出したチームのキーマンたちにインタビューを行いました。今回は、GK水田勇輝選手です!


必死にゴールを守り切った

  

   正キーパーとして無失点でゴールを守るなど、チームの勝利に貢献してきた水田選手。「チャレンジャー精神」という言葉を胸に戦い抜いた4年間を振り返るとともに、最後のインカレに向けてお話を伺いました。(取材日・12月12日、聞き手=谷口遥菜)



ーーまずリーグ戦を振り返っていかがですか。


優勝を目指してた分、4位という結果に満足できなくて、課題が残る大会だったなと思います。チームのみんなで話してても結構課題ばっかりだったねっていう感じでした。



ーーその課題というのは。


強いチームには勝てるのに弱いチームには負けるっていうのがありました。春優勝したっていうことが大きくて慢心してしまったっていう部分があると思います。変な余裕を持っちゃったっていう感じなんですけど。



ーー4位という結果はチームとしてどう受け止めていますか。


課題というかもう反省点だらけとしか言いようがないですね。



ーーリーグ戦の調子という面ではいかがでしたか。


僕自身は特に悪いとかないですかね。でもキーパーからの視点で言うと、質が低いシュートを100本打たれるのと質が高いシュートを30本打たれるのだと後者の方がキーパー的には嫌なんですよ。良い所から打たせすぎっていうのは思いますね。強いチームよりも弱いチームの方がそういうパターンが多かったかもしれないです。



ーー同じキーパーの後輩である岩田選手(社3=武修館)や、石川選手(社2=八戸工大一)はどう見えていますか。


2人とも小中高って名の知れたキーパーだったので、もうちょっとで止められるシュートもあるのになっていうのは思いました。僕は結構試合中もアドバイスをしたり、個人的にもご飯行ったりして伝えるようにはしてますね。 



ーー今年1年間のチームを振り返っていかがですか。


安心しすぎかなって思います。この相手だから勝てるというか、約束されてる試合はないしどの試合も0対0からなので。チャレンジャー精神でやらないといけないっていうのはチームでの目標でもあり、感じたことですね。



ーー今季印象に残っている試合は。


2次リーグの明治との試合ですね。今まで明治が0点で負けるっていうことが僕の記憶にもみんなの記憶にもなくて、やっぱりあの0点っていうのが大きかったなって思います。あの試合での動きをどの試合でもやっていたら、全部の試合で勝てたと言っても過言ではないんじゃないかなって思います。



ーーその明大との2戦目では60分間無失点でゴールを守りきる活躍もありましたね。


危なげないシュートもなくて、僕も止めやすいシュートばっかりだったので。あとプレイヤーもシュートブロックをたくさんしてくれていたので、相手が0っていう結果で終われた要因かなと思いますね。



ーー無失点だからこその緊張感もあったのではないですか。


それがめっちゃあるんですよ(笑)。0っていうのは、どの試合でもアイスホッケーって難しくて。プラスアルファで明治相手っていうのが大きかったですね。



ーーラストイヤーということで4年間振り返ってみていかがですか。


今日東京で最後の練習だったんですけど、みんなで早かったなっていう話をしてました。



ーー4年間通しての思い出などは。


今年の春、優勝した試合ですかね。僕が入ってきて優勝したのがあの試合だけだったので。



ーーこの大学生活で成長した部分は何でしょうか。


技術的にっていうよりも精神的にすごく変われたかなって個人的に思います。



ーーやり残したことや心残りなどはありますか。


一個上に古川駿さん(H30年度社卒=東北フリーブレイズ)っていうすごくうまい先輩がいたんですよ。僕が2年生ぐらいのときに駿さんと同じぐらい試合に出させてもらってた時期があったんです。そこで駿さんを抜ききれなくて。僕が試合に出てたら勝ってたって結果論だったら言えるんですけど、多分実際そういう試合も多かったと思うんですよ。駿さん以外にも他の先輩に勝たせてあげたかったなっていうのは心に残ってますね。今でも結構話したりするんですよ。



ーー先輩から学んだことを最高学年として後輩に伝えている感じですか。


人それぞれの性格だから精神面は言わないで、基本的には技術面しか言わないですね。試合に臨む気持ちは人それぞれめっちゃ違うんですよ。僕は「いくぞ」っていう感じじゃなくて、試合の日になったら「眠たいな」とかそういう感情が勝っちゃうんですよ。でも、岩田とかは『よっしゃ、いくぞ!』って。十人十色じゃないけど精神的には違うと思いますね。性格変えろって言われても変えれなくないですか(笑)。だからそこは言わないようにしてます。



ーーもうすぐインカレですが、それに向けて今取り組んでることはありますか。


秋の反省を生かしてあぐらをかかないというか、気を抜かないようにいこうっていう風にみんなとは話しています。僕はインカレだからとか、それに向けて特に変わったことをするかと言われたらしないですね。



ーーでは最後にインカレに向けての意気込みをお願いします。


集大成として自分の仕事だけ全うしたいなって。自分のためがみんなのためになればいいなって思ってます、いつも。目標は優勝しかないですね。



水田選手ありがとうございました!次回の特集もお楽しみに!


最高学年としてチームを支えた


◆水田勇輝(みずた・ゆうき)

学部・学年・出身校/社会学部・4年・駒大苫小牧

身長・体重/179㎝・79㎏

生年月日/H9・10・8

血液型/A型

好きな女性のタイプ/礼儀正しい人