史上初の日本女子CT選手誕生2019年12月21日(土)、サーフィンのプロリーグ統括団体ワールドサーフリーグ(WSL)は、日本人女子プロサーフィン選手の都筑有夢路が、2020年のチャンピオンシップツアー(CT)に昇格すると発表した。日本女子…

史上初の日本女子CT選手誕生

2019年12月21日(土)、サーフィンのプロリーグ統括団体ワールドサーフリーグ(WSL)は、日本人女子プロサーフィン選手の都筑有夢路が、2020年のチャンピオンシップツアー(CT)に昇格すると発表した。日本女子のCT昇格は史上初で、男子を含めても五十嵐カノアに続く2人目の快挙となる。  

都筑有夢路は、今シーズンチャンピオンシリーズの下部リーグにあたるクオリファイシリーズ(QS)に参戦して、世界ランキング8位でフィニッシュ。最終戦が終わったシーズン終了時点では、7位までが来年のCT昇格基準となり、都筑はランキングが1つ足りずクオリファイ出来ない状態にあった。

一度は諦めかけていた来シーズンのCT入りだったが、なんと今年度CTランキング1位のカリッサ ムーアが、来年1年間ツアー参戦を休止することを発表した事により、都筑有夢路の2020年CTツアー参戦が決定となったのだ。

2019年シーズンは、スペインで開催されたQS10000での日本人初優勝や、ワールドジュニアチャンピオンの獲得など日本人女子初の快挙をいくつも達成してきた都筑。そんな彼女にとって今回のCT参戦発表は最高のクリスマスプレゼントであり、ベストな形での2019年の締めくくりとなった。

2020年は、5月開催のワールドサーフィンゲームスに日本代表(NAMINORI JAPAN)として戦うことも内定しており、更なる期待が寄せられる。今年、日本女子で最も勢いのあった彼女のサーフィンに来年も要注目である。

都筑有夢路 コメント

自分がCTに入る事ができて本当に信じられないです!ワールドチャンピオンになるっていう夢にやっと最初の1歩を踏み出せました。これからも自分を信じてワールドチャンピオンになるために頑張ります。2021年カリッサと戦うのが楽しみです!


11月に行われたJASA年間Award
都筑有夢路 photo by tabasa

<主な戦歴>
2017年WSL Ichinomiya IsumiPro Junior Surfing U-18 優勝
2017年WSL IseShimaPro Junior 3位
2017年WSL Junior Tour Ranking(ASIA) 3位
2018年WSL QS PanteinJunior Pro 3位
2019年WSL QS 1000 Ichinomiya Open 優勝
2019年JAPAN OPEN OF SURFING 3位
2019年WSL QS10000 ABANCA Galicia Classic Surf Pro 優勝
2019年 WSL QS300 white buffalo HYUGA PrRO 3位
2019年 WSL World Junior Championships 優勝

2001年 神奈川県 出身 現在、18歳。
お父様の影響で、2歳上のお兄さんと一緒に、 サーフィンを始め。15歳でプロに転向し、 2018年 WSL パンテイン・ジュニア・プロで3位 (WSL Pantein Junior Pro by Gadis) そして、2019年9月に、 WSL QS10000 アバンカ・ガルシア・クラシック・サーフ・ プロで (WSL QS10000 ABANCA Galicia Classic Surf Pro ) 日本女子選手初となる優勝の快挙を達成しました

Text:Shin Akiyama