勝負の8月では「日本生命月間MVP賞」の投手部門で楽天の松井裕樹が初受賞。打者部門では西武の浅村栄斗が2013年7月以来3度目の受賞となった。それでは各ポジションで貢献した選手は誰か――。フルカウント編集部では8月のベストナインを独自に選出…

勝負の8月では「日本生命月間MVP賞」の投手部門で楽天の松井裕樹が初受賞。打者部門では西武の浅村栄斗が2013年7月以来3度目の受賞となった。それでは各ポジションで貢献した選手は誰か――。フルカウント編集部では8月のベストナインを独自に選出した。

■プロ3年目で月間MVP初受賞となった松井裕

 いよいよ終盤戦に突入したプロ野球。パ・リーグではリーグ3連覇を目指す首位・ソフトバンクと2位・日本ハムが0.5ゲーム差のデッドヒートを繰り広げている。シーズン最終盤までもつれそうな展開だ。

 勝負の8月では「日本生命月間MVP賞」の投手部門で楽天の松井裕樹が初受賞。打者部門では西武の浅村栄斗が2013年7月以来3度目の受賞となった。それでは各ポジションで貢献した選手は誰か――。フルカウント編集部では8月のベストナインを独自に選出した。

〇投手
松井裕樹(楽天)
11試合登板、0勝0敗9セーブ2ホールド、防御率0.69

 リーグ最多9セーブ。救援投手ではリーグ最多の17奪三振をマークした。7日の西武戦(西武プリンスドーム)から10試合連続無失点をマーク。12日の日本ハム戦(コボスタ宮城)、21日のオリックス戦(京セラドーム)で2回を投げてホールドを記録した。入団3年目で初の月間MVPを受賞した。

〇捕手
森友哉(西武)
24試合出場、打率.281、3本塁打、16打点

 開幕から主に右翼、指名打者での出場が続いたが、7月中旬から捕手解禁。8月のスタメンマスクは5試合のみだったが、8月31日のソフトバンク戦(西武プリンスドーム)ではプロ初のサヨナラ打。捕手としての出場は6試合と少ないが、打率.389(18-7)、0本塁打、3打点と好成績。今後への期待を込めて選出した。

■勝負強さ見せた西武・浅村

〇一塁
中田翔(日本ハム)
26試合出場、打率.271、5本塁打、23打点

 月間打率こそ23位だったが、月間本塁打6位タイ、月間打点2位だった。8月7日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では17号2ランを含む4安打5打点と大暴れ。同27日の西武戦(西武プリンスドーム)から3試合連続アーチをマークした。

〇二塁
浅村栄斗(西武)
24試合出場、打率.384、4本塁打、26打点

 月間の得点圏打率5割(28打数14安打)と驚異的な勝負強さを見せ、月間打率2位、月間打点1位、月間38安打1位をマークした。8月12日のオリックス戦(西武プリンスドーム)から5試合で3発9打点の固め打ちを見せた。

〇三塁
中島宏之(オリックス)
24試合出場、打率.330、1本塁打、18打点

 DHスタメンは7試合あったが、残り17試合で三塁スタメン。月間打率7位、月間打点5位と奮闘した。2試合で猛打賞、8試合でマルチ安打をマークした。

〇遊撃
該当者なし

■外野手&指名打者で輝いたのは…

〇外野
角中勝也(ロッテ)
25試合出場、打率.411、3本塁打、16打点

 月間2位の37安打を放ち、リーグ唯一の月間打率4割超えを果たした。OPS1.0589は3位。8月31日のオリックス戦(QVCマリン)では7号3ランを含む1試合6打点。5試合で猛打賞、10試合でマルチ安打を記録した。

西川遥輝(日本ハム)
26試合出場、打率.383、0本塁打、3打点

 月間3位の36安打を放ち、月間打率3位。月間出塁率5割、月間21四球は1位だった。月間3位の10盗塁。8月12日からの楽天3連戦(コボスタ宮城)では3戦連続の猛打賞をマークした。

ウィーラー(楽天)
24試合出場、打率.378、5本塁打、17打点

 月間打率4位、月間本塁打と月間打点はともに6位タイ。OPSは1.0590は2位を記録した。8月5日の西武戦(コボスタ宮城)から13試合連続安打。4試合で猛打賞、10試合でマルチ安打をマークした。

〇指名打者
デスパイネ(ロッテ)
25試合出場、打率.298、9本塁打、21打点

 月間打率こそ16位だったが、月間本塁打1位、月間打点4位を記録。OPS1.090は堂々の1位だった。8月26日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)からの4試合で4本塁打。7試合でマルチ安打を記録した。