17日、日本テニス協会は2020年3月6日から2日間かけて行われる「デビスカップ」予選ラウンドの日本対エクアドルの会場が、兵庫県三木市のブルボンビーンズドームに決定したことを発表した。「デビスカップ」は2019年大会からフォーマットが変更。…

17日、日本テニス協会は2020年3月6日から2日間かけて行われる「デビスカップ」予選ラウンドの日本対エクアドルの会場が、兵庫県三木市のブルボンビーンズドームに決定したことを発表した。

「デビスカップ」は2019年大会からフォーマットが変更。11月に決勝ラウンドとして18ヵ国が集結し、1週間で優勝国を決める形となり、2019年は世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)擁するスペインが優勝した。

日本も決勝ラウンドに出場したものの、グループリーグで強豪のフランスとセルビアに敗れた。この結果、2020年大会も決勝ラウンド出場を目指し、予選ラウンドにまわることが決まっていた。

一方のエクアドルは9月にベネズエラに勝利したことで、予選ラウンドの出場権を獲得。その時の出場選手でシングルスを務めたのは、世界146位のEmilio Gomez(エクアドル)、世界266位のRoberto Quiroz(エクアドル)、世界726位のAntonio Cayetano March(エクアドル)となっている。

一方の日本は、錦織圭(日本/日清食品)が代表復帰するかどうかがポイント。「東京オリンピック」に出場するには、前回のオリンピック以降で「デビスカップ」に3回出場する必要があるが、錦織は2017年の右手首の怪我、そして今年の右肘の怪我もあり、この条件を満たせていない。

エクアドル戦に出場してもこの条件を満たせないが、錦織は過去の代表戦での実績や怪我や病気を理由とした例外規定での出場を求める予定とされている。より「東京オリンピック」出場を近づけるためにも、エクアドル戦に出場する可能性は充分にあるだろう。もし錦織が復帰すれば2016年9月のウクライナ戦(ダブルスのみ出場し勝利)以来となる。

エクアドル戦は6日にシングルス2試合、7日にシングルス2試合、ダブルス1試合がいずれも3セットマッチで行われる予定。先に3勝した国が勝利となり、11月にスペインで行われる決勝ラウンドに進出する。敗れた国は9月にプレーオフ(入れ替え戦)に臨むことになる。

またエクアドル戦の行われるブルボンビーンズドームは2,500人収容とされており、2018年9月にボスニア・ヘルツェゴビナ戦が行われたITC靱テニスセンターの約5,000人収容の半分となる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2016年「デビスカップ」での錦織(中央)

(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)