2019年のATP「ステファン・エドバーグ・スポーツマンシップ賞」については、ロジャー・フェデラー(スイス)の受賞を予想するファンが多い。しかし、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)はドミ…

2019年のATP「ステファン・エドバーグ・スポーツマンシップ賞」については、ロジャー・フェデラー(スイス)の受賞を予想するファンが多い。しかし、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)はドミニク・ティーム(オーストリア)に賭けていると、テニス関連ニュースサイトTennis Tonicが伝えている。

世界ランキング14位のシュワルツマンは、フェデラーやティームと共に初めて同賞の候補に挙げられており、それを光栄に思いながらも、受賞するのは自分ではないと考えているようだ。その他、世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)も候補に挙がっている。

シュワルツマンは、スポーツマンシップ賞の受賞争いでは世界4位のティームが大幅に有利になると予想している。候補者らの中で、ティームが今シーズンで最も優れた品位とプロ精神を見せたと考えているのだ。シュワルツマンは、対戦相手への敬意ある態度を維持しつつ安定して卓抜したプレーを見せたとして、ティームを称賛。特に、2018年シーズン末で既に上位であった世界ランキングをさらに上昇させたことを強調した。

トップ選手のスポーツマンシップについて語ることのできる人がいるとすれば、それはシュワルツマンだろう。2018年「ATP500 リオデジャネイロ」の覇者であるシュワルツマンは、今年9月の「全米オープン」ではナダルに準々決勝で敗れたが、同大会のスポーツマンシップ賞を受賞している。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPファイナル」でのフェデラー(左)とティーム(右)

(Photo by Elsa/Getty Images)