文=鈴木健一郎 写真=大阪エヴェッサ

「今はどこにも存在しない価値を作り出したい」

大阪エヴェッサを運営するヒューマンプランニング株式会社と、『バスケット・カウント』を運営する株式会社ティーアンドエスは12月16日、『未来の魅力的な空間づくり』の実現に向けたパートナーシップ契約を締結した。

ティーアンドエスは『バスケット・カウント』を運営するだけでなく、多様なコンテンツ&先端技術をミックスして新しいコミュニケーションを創造する企業で、大阪エヴェッサとともにアリーナを活用した総合エンタテインメントの進化、また同時に新たな取り組みを実現するためのビジネスモデルの確立を模索していく。

大阪エヴェッサの安井直樹社長は、『未来の魅力的な空間づくり』をこう説明する。「アリーナを活用した演出やサービスはまだまだこれから発展します。全く新しい技術やアイデアを取り入れて、今では思いもよらないものが出てくるはずです。今はどこにも存在しない価値なので、1年後にこうなりますとは言えないんですけど、その実現を目指してスタートラインをここに置きましょう、という考えです」

ティーアンドエスからは、先端技術を活用したR&Dやマスタープランの作成といった形で大阪エヴェッサにアプローチしていく。稲葉繁樹社長はこう語る。「すでにどこかにあるものをエヴェッサに持ってくるのではなく、あたらしいサービスや技術をどんどん取り入れて、大阪エヴェッサという集客装置を活用しながら、今までにない価値を試行錯誤しながら作っていきたい。大きなアリーナを作るといったタイミングがもし来るのであれば、それまでの試行錯誤でバージョンアップしたものをブッ込みます。『未来の魅力的な空間づくり』をテーマとして、その成長のステップを一緒にやっていくパートナーシップだと考えています」

安井社長は続ける。「私がティーアンドエスの稲葉さんたちとパートナーシップに向けたディスカッションをしてきた中でワクワクしているのは、おおきにアリーナ舞洲の活用をバスケに限らずに考えているところ。魅力的なアリーナとしてチームの売上や資産となるような新たな場所の使い方、サービスを受け入れて、企業として大阪エヴェッサが成長していくことをティーアンドエスさんと一緒に実現していきたい」

大阪エヴェッサとしてはbjリーグの時代から興行を続けてきた実績があり、Bリーグになってからもアリーナのエンタテインメントはシーズンを重ねるごとに進化している。だが、今回のパートナーシップが目指すのは、その延長線上ではなく、もっと新しくて見たことのないもの。『未来の魅力的な空間づくり』の実現に、エヴェッサブースターならずとも期待してほしい。