ボクシングのWBA世界ミドル級スーパー王者で、WBC世界ミドル級、IBO世界ミドル級、IBF世界ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキンが9月6日に練習を公開した。

ゴロフキンは10日にIBF世界ウェルター級王者のケル・ブルックとWBC、IBO、IBFの3本のベルトをかけて防衛戦を行う。WBAはミドル級での試合経験がないブルックが相手であることを理由に、安全面からタイトルマッチを承認できないとした。

ゴロフキンのインスタグラムには、「ミドル級世界最強。彼のファイトスタイルは好きだ」「ブルックを5ラウンドか6ラウンドで倒すだろう」「君こそチャンピオンだ」などのコメントが寄せられている。

ミドル級の強者を一掃し、天下平定を狙うゴロフキン。当初はWBC世界ミドル級正規王者のサウル・“カネロ”・アルバレスや、元WBA世界ミドル級暫定王者のクリス・ユーバンク・ジュニアと対戦するのではと言われていた。だがアルバレスはWBC王座を返上、ユーバンク・ジュニアとは交渉が決裂した。

ブルックはミドル級よりも2階級下のウェルター級のボクサー。プロで36戦しているが負け知らず、36勝のうち25試合がKO勝ちだ。

底知れない強さがあるし、ウェルター級にしてはサイズも大きい。何より度胸が良い。ゴロフキン戦のアイデアがプロモーターから持ち込まれると、すぐに対戦を受諾した。キャッチウェイトを求めていたアルバレスと違い、ミドル級のリミットである160パウンド(72.57キロ)で受けたこともブルックの株を上げている。

多くの選手が「ゴロフキンと戦いたい」と言いながら、実際に交渉が始まると席を立ってしまう最近の流れに辟易していたボクシングファンにしてみると、「たとえ結果がどうなろうと、お前は漢だ!」と喝采を送りたくなる選手だ。

ミドル級最強の王者と、ウェルター級無敗の王者の対戦は果たしてどんな結末を生むか。試合開始のゴングが待たれる。

ゲンナジー・ゴロフキンが公開練習(2016年9月6日)(c) Getty Images

ゲンナジー・ゴロフキンが公開練習(2016年9月6日)(c) Getty Images

ケル・ブルックが公開練習(2016年9月6日)(c) Getty Images

ケル・ブルックが公開練習(2016年9月6日)(c) Getty Images

ゲンナジー・ゴロフキン(左)ケル・ブルック(2016年8月1日)(c) Getty Images

ゲンナジー・ゴロフキン(左)ケル・ブルック(2016年8月1日)(c) Getty Images