リーグ王者として全日本選手権に挑んだ。相手は昨年度同大会4位の東北フリーブレイズ。FW池田涼希(政経4=北海)が先制点を決めたが、延長戦の末1-2で惜敗。あと一歩のところで、準決勝進出を逃した。

◆12・6~8 第87回全日本選手権(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼12・6 1回戦 対東北フリーブレイズ

 明大1{1-1、0-0、0-0、0-1}2東北フリーブレイズ〇

※サドンデス方式の延長ピリオドの末、東北フリーブレイズの勝利

 アジアリーグに所属する東北フリーブレイズ。プロチーム相手に60分で決着が着かず、互角に渡り合った。延長ピリオドでは開始31秒で決勝点を奪われ、1992年以来の大金星をあげることはかなわず。それでも「疲れたけど、楽しかった」(GK磯部裕次郎主将・政経4=武修館)。試合後、充実感にあふれた選手たちに温かい拍手が送られた。

 池田と磯部。2人の攻守の要が、会場に明大の勝利を予感させた。開始6分26秒、池田はFW徳田滉也(政経3=武修館)からのパスを受けると、相手DF陣を置き去りに。「落ち着いて流し込むだけ」。ゴール左隅にパックを突き刺し、先制点をもたらした。「いつもより余裕があって、点を取れた」。リーグ戦の得点王は、試合開始から堂々のプレー。プロ相手にも戦える自信をチームにもたらした。

 その後は体格で上回り、パスの精度が高い相手に対して守備の時間が続く。それでも、磯部がゴール前で立ちはだかった。第2ピリオド13分にはペナルティーを取られ数的不利な状況に。その局面で1対1のシュートを防ぐなど冷静なキャッチング。「今日は神がかっていた(笑)」。60分間で65本のシュートを浴びながら1点に抑える大活躍。エースと守護神。2人の絶対的支柱が大熱戦をつくり出した。

 「インカレにつながる試合ができた」(池田)。今季も残すは12月下旬に北海道・釧路で行われるインカレのみとなった。4年生にとっては最後の大舞台。「最後の1秒まで全力で、チームのために一生懸命やりたい」(磯部)。4連覇の偉業を成し遂げるその日まで、最上級生が背中で示し続ける。

[福永智隆]

試合後のコメント

井原朗監督

ーー今試合を振り返っていかがでしたか。

 「リーグではやっていないシステムを使って、なるべく失点を少なくするゲームプランを考えていました。そこはうまくはまっていたのかなと思います」

池田

ーーインカレへの意気込みをお願いします。

 「インカレは負けたら終わりなので、一戦一戦勝てるチームを、勝ち切れる強いチームをつくっていきたいです」

磯部

ーー好セーブ連発の大活躍でした。

 「疲れたけど、楽しかったです。最後延長までいって、いけるかなって思っていましたけど、そんなに甘くなかったです(笑)。でも、とてもやりがいもあってインカレにつながる試合ができたんじゃないかなと思います」

DF京谷充洋(政経4=北海道清水)

ーー延長戦までもつれました。

 「ワンチャンスあるかなと思いました。最後決めたかったです。出たら入れられそうだなというイメージがあったので、残念でした」

徳田

ーー磯部選手の活躍はいかがでしたか。

 「60本くらい打たれて、大学の60本と実業団の60本は違います。ゴール前で1対1になった場面もありました。2ピリで『決められた』と思ったところも捕っていて、本当に助けられました。だからこそ、自分が決めて勝ちたかったです」

DF青山大基(法2=釧路江南)

ーー今日の試合に点数をつけるなら何点ですか。

 「85点です。まだまだのところはありますけど、自分たちなりにもバトルができて、決め切れた場面もありました。PPでもGKを中心に守ることができたので、インカレにもつながると思います」

FW佐久間雄大(政経2=白樺学園)

ーー今試合でつかんだ手応えはありましたか。

 「みんな気持ちが入っていて、本当に勝ちを狙っていたのでいつもより良い動きができました。これくらいできるんだと自分たちは分かったので、それが次に生きると思います」