JNCC初開催となる栗子国際スキー場(山形県)はWEX大会で使用されていた頃から雨天が多く、ライダーを悩ませてきた。今回も台風の影響などが心配されており、土曜日にはマシンによる下見走行もおこなわれた。午前中のFUNクラスでは小雨が降り、濃霧…

JNCC初開催となる栗子国際スキー場(山形県)はWEX大会で使用されていた頃から雨天が多く、ライダーを悩ませてきた。今回も台風の影響などが心配されており、土曜日にはマシンによる下見走行もおこなわれた。

午前中のFUNクラスでは小雨が降り、濃霧も発生したが、午後になるにつれて天候は少し回復してきた。スタート地点から見上げることができるヒルクライム、「アドレナクリフ」も頂上までしっかり見ることができ、COMPクラスのライダーの挑戦を多くの観客の大声援が後押しした。また、「ムーンサルト」と名付けられたツルツル滑る岩盤セクションがあり、AAクラスのライダーでもアクセル操作がかなり慎重になったという。

JNCCもこの栗子国際を含めてあと3戦。チャンピオン争いも佳境になってきた。現在のところはGNCC帰りの小池田猛が一歩リードしており、昨年末頃から頭角を表してきた斉木達也、昨年のチャンピオン渡辺学と続いている。

スタートで出たのは昨年のIA2チャンピオン石戸谷蓮。オープニングラップではチャンピオン渡辺学がリード。前戦のほおのきではマシントラブルにより一周でリタイヤを余儀なくされてしまい、ノーポイントに終わってしまった渡辺の気合いは十分。続いて斉木達也、AA2の鈴木健二、小池田猛の順で周回を重ねていく。

ピットでゴーグルチェンジをしている隙に、斉木が渡辺をパスしてトップに出るが、徐々にペースを上げてきた小池田が斉木の大クラッシュを尻目に、6周目でトップを奪った。小池田はそのまま最終ラップまでトップを守り1位チェッカー。2位に渡辺学、3位に斉木達也という結果に。

FUNクラスでほおのきに続いて2戦連続総合優勝を飾った保坂修一はわずか14歳の中学3年生。高校受験が終わったら来年はCOMPクラスに挑戦するつもりだという注目のライダーだ。

小池田猛稲垣正倫/Enduro.J

小池田猛稲垣正倫/Enduro.J

渡辺学稲垣正倫/Enduro.J

渡辺学稲垣正倫/Enduro.J

COMP-AA1のスタート稲垣正倫/Enduro.J

COMP-AA1のスタート稲垣正倫/Enduro.J

斉木達也ヒルクライム稲垣正倫/Enduro.J

斉木達也ヒルクライム稲垣正倫/Enduro.J

鈴木健二ヒルクライム稲垣正倫/Enduro.J

鈴木健二ヒルクライム稲垣正倫/Enduro.J

渡辺学ヒルクライム稲垣正倫/Enduro.J

渡辺学ヒルクライム稲垣正倫/Enduro.J

斉木達也稲垣正倫/Enduro.J

斉木達也稲垣正倫/Enduro.J

ツルツル滑る岩盤の下り稲垣正倫/Enduro.J

ツルツル滑る岩盤の下り稲垣正倫/Enduro.J

COMPクラスも上の方は濃霧が稲垣正倫/Enduro.J

COMPクラスも上の方は濃霧が稲垣正倫/Enduro.J

アドレナクリフ頂上から見下ろす景色稲垣正倫/Enduro.J

アドレナクリフ頂上から見下ろす景色稲垣正倫/Enduro.J