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写真:オーストリアOPでの伊藤美誠/提供:ittfworld

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1 オーストリアOP女王の伊藤美誠が7位から4位に2 T2ダイヤモンドでベスト8の佐藤瞳が2ランクアップ3 女子世界ランキングトップ104 日本女子世界ランキング(50位まで)

オーストリアOP女王の伊藤美誠が7位から4位に

12月最新の卓球世界ランキングが発表された。11月のワールドツアー・オーストリアOPやチームW杯、T2ダイヤモンドなどの結果が反映されている。

オーストリアOPで優勝を果たし、続くT2ダイヤモンドでも準優勝でボーナスポイントを獲得した伊藤美誠が、7位から4位へとランクアップを果たした。これまでは18年7月の5位が自己最高位で、その後は7位付近へと停滞していた伊藤。11月の大会で成績を残して1000pt以上を加算し、一気に4位まで順位を上げた。

伊藤より上位の3選手は中国勢。トップは陳夢(チェンムン・中国)で、7か月連続でランク1位の座を守っている。2位は19歳の孫穎莎(スンイーシャ・中国)。T2ダイヤモンド決勝で伊藤との同級生対決を制し、順位を3位から1つ上げた。3位には劉詩雯がつける。

そして、伊藤の下位、5位から7位も中国選手。5位に朱雨玲、6位に王曼昱、7位に丁寧と、中国の上位6選手の中に伊藤が加わった形だ。

石川佳純と平野美宇はともにT2ダイヤモンドで初戦敗退に終わり、ボーナスポイントを多く稼ぐことはできなかった。石川は8位から10位へ、平野は10位から11位へと順位を落としてしまった。




写真:オーストリアOPでの銭天一(中国)/提供:ittfworld

トップ10より下位では、やはり中国選手の勢いが目立つ。オーストリアOPベスト8の顧玉婷(グーユーティン・中国)は54位から47位へ、同大会ベスト4の19歳、銭天一(チェンティエンイ・中国)は71位から43へと、大きく順位を上げた。これまで大会参加が少なかった中国の若手選手たちが下から追い上げを見せている。

T2ダイヤモンドでベスト8の佐藤瞳が2ランクアップ




写真:オーストリアOPでの佐藤瞳/提供:ittfworld

他の日本選手では、T2ダイヤモンドでベスト8に入った佐藤瞳がボーナスポイントを加算し、19位から17位に順位をあげ、日本選手では4番手につけている。

その他では目立ったランクアップを見せた選手はいなかった。12月のノースアメリカンOP、グランドファイナルでの日本選手の活躍に期待したい。

女子世界ランキングトップ10

1(1) 陳夢(中国)  16565
2(3) 孫穎莎(中国)  15715
3(2) 劉詩雯(中国)  14955
4(7) 伊藤美誠(日本)  14590
5(4) 朱雨玲(中国)  14010
6(5) 王曼昱(中国)  13875
7(6) 丁寧(中国)  13690
8(11) 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)  11680
9(9) 馮天薇(シンガポール)  11610
10(8) 石川佳純(日本)  11515
選手名右の数字はランキングポイント 順位右の()内は先月世界ランキング

日本女子世界ランキング(50位まで)

4(7) 伊藤美誠  14590
10(8) 石川佳純  11515
11(10) 平野美宇  11325
17(19) 佐藤瞳  8805
23(21) 加藤美優  7545
24(25) 早田ひな  7520
32(30) 芝田沙季  6575
46(34) 橋本帆乃香  5535

文:ラリーズ編集部