プロ野球は4日、各地で6試合が行われた。セ・リーグでは首位・広島が4-3で逃げ切り勝ち。8カード連続のカード勝ち越しを決め、貯金は今季最多タイ31。2位・巨人が敗れたため、優勝マジックは4となった。■広島中崎は初30セーブ、巨人澤村2暴投、…

プロ野球は4日、各地で6試合が行われた。セ・リーグでは首位・広島が4-3で逃げ切り勝ち。8カード連続のカード勝ち越しを決め、貯金は今季最多タイ31。2位・巨人が敗れたため、優勝マジックは4となった。

■広島中崎は初30セーブ、巨人澤村2暴投、日ハム引き分けも自力V復活、西武メヒア33号

 プロ野球は4日、各地で6試合が行われた。セ・リーグでは首位・広島が4-3で逃げ切り勝ち。8カード連続のカード勝ち越しを決め、貯金は今季最多タイ31。2位・巨人が敗れたため、優勝マジックは4となった。3回に4番・新井の2点打で先制。4回には松山の9号ソロ、會澤の7号ソロで2点を追加した。7回に1点差に迫られたが、先発のヘーゲンズは7回途中7安打3失点で7勝目。9回に救援した守護神・中崎は昨季を上回る自身初30セーブを挙げた。6日から本拠地・マツダスタジアムで中日3連戦。最短で7日に25年ぶりのリーグ優勝が決まる。ヤクルトは5カードぶりの負け越しで借金10。山中は4回途中4失点で10敗目を喫し た。

 中日は巨人に5-3で逆転勝ちし、今季初の6連勝を飾った。3点差の8回に敵失を絡めて4安打4得点で逆転。新人・小笠原がプロ最長タイの7回をプロ最多10奪三振127球で3失点。プロ入りからの連敗を5で止め、プロ初勝利を挙げた。巨人は今季4度目の4連敗。先発のマイコラスは8回途中4失点。自身の連勝は14で止まった。9回に救援した澤村は三塁ベンチ上への暴投など1イニング2暴投でダメ押しの5点目を献上。巨人はここ10試合で1勝9敗となった。

 阪神はDeNAに3-1で逆転勝ち。連敗を7で止めた。1点を追う8回、新人・高山の適時打で同点とすると、原口が勝ち越し2点二塁打を放った。先発の岩貞は8回3安打1失点で6勝目。DeNAは今永が7回無失点と好投したが、救援陣が崩れて連勝が2でストップ。4位・ヤクルトとは2ゲーム差のままとなっている。

 パ・リーグでは首位・ソフトバンクが楽天に1-5で敗れ、連勝は3でストップ。日本ハムが引き分けたため、優勝マジックが消滅した。先発の山田が今季ワースト4失点で1回2/3で降板。今季初黒星を喫した。楽天は中川が初回にプロ初の満塁弾。先発の辛島が7回無失点で2勝目。チームの連敗を3で止めた。

 2位・日本ハムはオリックスと延長12回裏途中、降雨コールドにより引き分け。首位・ソフトバンクとは1ゲーム差となり、自力Vの可能性が復活した。4回に中島、杉谷の適時打で4点先制したが、最大6点リードの7回に若月や糸井の適時打など打者一巡の猛攻で6失点。8回以降は両軍無得点に終わった。

 西武はロッテに4-2で競り勝ち、1引き分けを挟む連敗を2で止めて9月初勝利を挙げた。初回にメヒアの前日から2打席連続となる33号3ランで先制。6回には中村の2試合連続となる18号ソロで加点した。先発のウルフは6回途中2失点で2勝目を挙げた。ロッテは1引き分けを挟む連勝が3でストップ。涌井は6回4失点で6敗目を喫した。

【セ・リーグ】
◇ヤクルト 3-4 広島(神宮)
勝 ヘーゲンズ(7勝3敗)
敗 山中(6勝10敗)
S 中崎(3勝4敗30セーブ)
HR【広】松山9号、會澤7号

◇巨人 3-5 中日(東京ドーム)
勝  小笠原(1勝5敗)
敗 マイコラス(3勝1敗)
S 田島(3勝2敗15セーブ)
HR【巨】坂本20号

◇阪神 3-1 DeNA(甲子園)
勝 岩貞(6勝9敗)
敗 田中(3勝2敗)
S マテオ(1勝3敗16セーブ)
HR【D】ロペス24号

【パ・リーグ】
◇楽天 5-1 ソフトバンク(Koboスタ宮城)
勝 辛島(2勝5敗)
敗 山田(1勝1敗)
HR【楽】中川2号

◇オリックス 7x-7 日本ハム(ほっともっと神戸)
HR【日】陽岱鋼12号

◇ロッテ 2-4 西武(QVCマリン)
勝 ウルフ(2勝0敗)
敗 涌井(10勝6敗)
S 増田(3勝5敗22セーブ)
HR【西】メヒア33号、中村18号